人間の心のあり方を理解する

日本人の精神性を探る旅


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日本のことが解らない
日本人

韓国・ソウルの繁華街 明洞(ミョンドン)


※韓国人はなぜ日本を嫌うのか 2015.11.21 産経ニュース
 拓殖大国際学部教授 呉善花 先生(オ・ソンファ:韓国生まれ、日本帰化) 講演
 「韓国は甘えている」「日本人は自信持ち主張を」「韓流ドラマに価値観の違い」



  私も反日教育を受けた世代です。『日本人は野蛮人』と教えられました。

  しかし、日本に来ると、思いやりがあり、親切で貧富の格差も少ない。

  自然が美しい。治安が世界で最もいい国で平和ボケしている。

  だが、実際の日本人の心のあり方がつかめない、精神の根本がつかめないため、

  反日感情をぶつけるのです。



  日本人は八百万(やおよろず≒多くの、many)の神々の信仰を尊んでいます。

  ヨーロッパのような一神教、韓国のような儒教、朱子学の国では自然の神を

  拝むのは未開人とみます。

  韓国では『八百万(はっぴゃくまん)の邪鬼を追い出せ』といいます。



  自然信仰のままでは、科学は発展しない。なぜ、日本は発展したのか?

  日本人に聴いても答えられない。日本人は答えをもっていない。

  自信を持っていない。

  価値観をはっきりさせないといけないというのは韓国人の考え。

  韓国人は『日本人はおかしい』と感じる。

  日本人自身が日本のことをわかっていないのは問題。

  日本人は自信を持たないといけない。



○日本人の心を形成してきたもの|古人に学び、生きる指針となるものを探る

○破壊と再生|日本型うつ病社会に別れを告げて

○朝鮮王朝の王都 韓国ソウル


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母性的な風土文化があるといわれる
日本

渋谷センター街


日本ではもともと西欧文明に比べて、母性的な風土文化があるといわれます。

その為、制度上では家父長制という父性原理をとってバランスを保ってきたのだそう。



○大地に宿る命|移ろい行く時の狭間に力の限り咲く花


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母性的な風土文化のルーツを探る
太陽の女性神 天照大御神

平良湾に昇る初日の出 −沖縄県国頭郡東村−


伊勢神宮・内宮に祀られる天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、

皇室ご先祖の神であり、日本人が崇敬してきた

太陽・光・慈愛・真実・秩序を象徴する女性神だといいます。



日本最古(712年)の歴史書といわれる「古事記」には、

天照大御神が天の岩屋戸(あまのいわやど)に隠れてしまったことから邪悪な神が現れ、

岩屋戸から再び現れたとき、秩序が回復したと伝わります。



○日本人の神々を祀る伊勢神宮

○象徴天皇制と平和主義|国事に関する行為が行われる宮殿

○来る年の幸運を祈る「のし餅&正月飾り」作り

○神々の棲む森|やんばるカヤック&トレッキング


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天の岩屋戸伝説
秩序が崩壊する夜の世界
『ロス・カプリーチョス』:理性の眠りは怪物を生む
フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス 国立西洋美術館


※「古事記」 天の石屋(あまのいわやど)


  かれ、ここに、天照大御神(あまてらすおおみかみ)見畏(かしこ)み、

  天(あま)の石屋戸(いはやど)を開きて、刺しこもりましき。

  しかして、高天原(たかあまのはら)みな暗く、

  葦原中国(あしはらのなかつくに)ことごと闇(くら)し。

  これによりて常夜往(とこよゆ)きき。

  ここに万(よろず)の神の声(おとなひ)は狭蠅(さばへ)なす満ち、

  万(よろず)の妖(わざわひ)ことごと発(おこ)りき。



  天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、

  弟である速須佐之男命(はやすさのおのみこと)の暴れる様を見て恐れてしまい、

  天の岩屋戸を開けて引き籠りになった。

  高天の原(神々の住む世界)も葦原中国(現世の世界≒日本)も全て暗くなってしまい、

  いつまでも夜が続くようになった。

  そして悪神の騒ぐ声が満ちあふれ、悪鬼による様々な被害が起きるようになった。




○いにしえから今を生きる私たちへの伝言|千三百年の時空を超える「奈良」

○スペインを代表する画家ゴヤが見つめてきた人間の光と影


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天の岩屋戸伝説
光を取り戻す

暗闇となった世界の打開策を図る為、神様ミーティングが行われたと伝わる
天安河原(あまのやすかわら) 宮崎県高千穂町


八百万(やおよろず)の神々は天の安の河原に集まり、打開策を話し合うことに。

天照大御神を招迎するための祭りが営まれ、ついにアマテラスは岩屋戸から現れ、

世界は再び光を取り戻すことになります。



※「古事記」 天の石屋


  天宇受売命(あめのうずめのみこと)、

  天の香山(かぐやま)の日影を手次(たすき)に懸けて、

  天の真拆(まさき)を縵(かづら)と為(し)て、

  天の香山の小竹葉(ささば)を手草(たぐさ)に結ひて、

  天の石屋戸(いわやど)にうけ伏せて踏みとどろこし、

  神懸(かむがか)り為て、胸乳を掛き出で裳緒(もひも)を番登(ほと)に忍(お)し垂れき。

  爾(しか)くして高天原動(たかあまのはらとよ)みて、

  八百万の神(やおよろずのかみ)共に咲(わら)ひき。



  天宇受売命(あめのうずめのみこと)が、

  天の香山(かぐやま:奈良の山)の日影縵を髪飾りにして、

  天の香山の笹のはを採物に束ねて手に持ち、

  天の石屋の戸の前に桶を伏せて踏み鳴らし、

  神がかりして胸の乳を露出させ、裳(も)の緒(ひも)を女陰までおし垂らした。

  すると、高天原(たかあまのはら)が鳴り響くほどに数多くの神々がどっと笑った。





  是に天照大御神、怪しと以為(おも)ほして、天の石屋戸を細めに開きて、

  内より告(の)りたまひしく、「吾が隠り坐すに因りて、天の原自ら闇く、

  亦葦原の中国(あしはらのなかつくに)も皆闇けむと以為ふを、何由以(なにのゆえにか)、

  天宇受売は楽(あそび)を為、亦八百万の神も諸(もろもろ)咲へる」とのりたまひき。



  そこで、天照大御神は不思議に思い、天の石屋の戸を細めに開けて、

  その内で、「私がここにこもっているので、天の世界は自然に暗く、

  また葦原中国(あしはらのなかつくに)もすべて暗いだろうと思うのに、

  どうして天宇受売は歌舞をし、また数多くの神々は、みな笑っているのか」と仰せられた。





  爾(かく)して天宇受売白言(まを)ししく、「汝(いまし)命に益して貴き神坐す。

  故、歓喜(よろこ)び咲ひ楽ぶぞ」とまをしき。如此(かく)言(まを)す間に、

  天児屋の命(あまのこやのみこと)、布刀玉の命(ふとたまのみこと)、

  其(そ)の鏡を指し出して、天照大御神に示(み)せ奉る時、

  天照大御神、愈(いよいよ)奇(あや)しと思ほして、稍(やや)戸より出でて臨み坐す時に、

  其の隠り立てりし天手力男の神(あまのたぢからをのかみ)、

  其の御手を取りて引き出す即ち、布刀玉の命、

  尻くめ縄を其の御後(みしり)方(へ)に控(ひ)き度(わた)して白言(まを)ししく、

  「此れより内にな還り入りそ」とまをしき。



  そこで天宇受売(あまのうずめ)が申して、「あなた様よりも立派な神がいらっしゃいます

  ので、喜び笑って歌舞をしているのです」と、こういっている間に、

  天児屋命(あまのこやのみこと)と布刀玉命(ふとたまのみこと)が

  ある鏡を差し出して、天照大御神にお見せ申し上げると、

  天照大御神はいよいよ不思議に思って、少しずつ戸から出て鏡に映ったお姿を

  のぞき見なさるその時、

  脇に隠れ立っていた天手力男神(あまのたぢからをのかみ)が

  そのお手を取って外へ引き出すと、すぐ布刀玉命(ふとたまのみこと)が

  注連縄(しめなわ)を天照大御神のうしろに引き渡して、

  「これから内へおもどりになることかないません」と申し上げた。





  故、天照大御神、出で坐しし時、

  高天の原(たかあまのはら)も葦原中国(あしはらのなかつくに)も、自ら照り明(あか)りき。



  こうして天照大御神がお出ましになった時、

  高天原(たかあまのはら)も葦原中国も(あしはらのなかつくに)は自然と照り明るくなった。




○Phoenix Resort 宮崎


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「恐れ」から「真実の愛」を取り戻す
エルサ姫

エルサ アナと雪の女王 ディズニー


2013年に公開されたディズニーの映画「アナと雪の女王(FROZEN)」。



触れたものを凍らせる魔法の力を持って生まれたアレンデール王国の王女エルサは、

戴冠式の際に自分の力を知られてしまい、城から出て行くことに。



そして夏の王国は、エルサが期せずして暴走させてしまった魔法により

永遠の冬に閉ざされてしまいます。



○ありのままの自分|Here I stand and here I'll stay

○私たちの身近に寄り添う「愛と人間性」の芸術 ミュージカル


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古代における理想像
女性的・中性的な容姿

ヤマトタケル
月岡芳年(つきおか よしとし、1839年 - 1892年(明治25年))画


「古事記」の中でもよく知られるヤマトタケルは、

「激しい暴力性」と「美少女と見間違える程の美しさ」を備えていたといいます。



古代において高貴な人物の容姿は、神のそれに等しい理想型をもつとされたらしく、

その理想型は、女性的、あるいは中性的なものとして考えられていたそう。


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公共ポスターにみる日本人の性別観
加害者・被害者の特徴@

車内での携帯電話・スマホ利用についてのポスター


公共鉄道に掲げられている乗車マナーのポスター。

「座席のゆずりあい」や「他者への配慮」、「電車の乗り降り」などをテーマに

優れた作品が掲げられ、乗車マナーの向上に寄与しているそうです。



今回は、その公共ポスターを題材にして、

そこに描かれている人物の「性別」と「年代」に着目してみます。



譲り合い席での携帯電話・スマホの利用について描かれたポスター。

両端にいる乗車マナーが悪い2人の性別・年代は大人の男性として描かれ、

容姿・服装は見るからに悪そうです。



一方、中央に描かれている被害を被っている3人は、

困った顔をしているお母さん(女性・大人)と泣きじゃくる赤ちゃん、

そして怒りをあらわにしている男の子(男性・子ども)が描かれています。


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公共ポスターにみる日本人の性別観
加害者・被害者の特徴A



エレベータでの立ち止まり利用を勧めるポスター。



エレベータを走って降りる人はビシネスマン(男性・大人)として描かれ、

被害を受けている人は(女性・老人)として描かれています。


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公共ポスターにみる日本人の性別観
奉仕者・受恵者の特徴@



座席の譲り合いに関するポスター。



席を譲っているのは男の子(男性・子ども)として描かれ、

譲られているのはお婆さん(女性・老人)と

妊婦(女性・大人&お腹の中の赤ちゃん)として描かれています。


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公共ポスターにみる日本人の性別観
奉仕者・受恵者の特徴A



座席の譲り合いに関するポスター。



席を譲っている人は男性・大人として描かれ、

譲られている人は杖を持ちスカートを履いていることからお婆さん(女性・老人)のよう。


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公共ポスターから見えてくる
日本人の男性像・女性像

「プロセルピナの略奪(1621-22)」 ベルニーニ ボルゲーゼ美術館
「The Rape of Proserpina」 Gian Lorenzo Bernini Galleria Borghese


公共ポスターから見えてくる日本人の男性像・女性像は、

女性・子ども・老人は弱く助けられる存在であるのに対し、

男性、さらには大人の男性は強く助ける存在であるよう。



そして、その役割を担わない大人の男性は、悪者のように描かれてしまうようです。



○そよ風に乗ってローマの街並みへ


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女性が強い社会
母性・母系社会

冬のソナタ 韓国KBS


※韓国人はなぜ日本を嫌うのか 2015.11.21 産経ニュース
 拓殖大国際学部教授 呉善花 先生(オ・ソンファ:韓国生まれ、日本帰化) 講演
 「韓国は甘えている」「日本人は自信持ち主張を」「韓流ドラマに価値観の違い」



  日本で韓流が人気になった最初は何でしょうか。『冬のソナタ』ですね。

  日本では無くなった姿、そして何よりもヨン様、ペ・ヨンジュンが大人気になりましたね。

  でも韓国人にはヨン様の魅力がわからないのです。



  韓国では、もっとがっちりした男性が好まれます。

  日本の女性はヨン様のように間の抜けたような男性を、守ってあげたいというか、

  コントロールしたいのでしょうか。

  女性が強い社会、母性、母系社会ですね。

  日本のように『カカア天下』に相当する言葉は韓国の儒教社会ではありえない。



  日本では天照大神や木花咲耶姫のように女神の多い国です。

  政治家が新年に女神を拝みに伊勢へ行く国です。

  韓国では国をあげて拝むような女神はありません。

  韓国人にとって日本社会はわかりにくい社会で、表面だけは似ているが、

  日本の深い精神性は理解できていない。



○セクシュアリティとジェンダー|文学にみる女性観

○大切なのはお互いを知ること|日本有数のコリアンタウン 新大久保


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おとぎ話で語り継がれてきた
母性の否定的側面

インド神話の女神 カーリー 血と殺戮を好む黒い母


母親の優しさと肯定的側面が強調され、

母親を大切にすることが倫理として強い社会においては、

母性の否定的側面は公の場で語られることなく、

認識されないこととなり、昔話や御伽噺の世界でそっと生き続け、

語り継がれてきたといいます。



日本ではもともと西欧文明に比べて、母性的な風土文化があるといわれ、

制度上では家父長制という父性原理をとってバランスをとり、また、

家制度の下、女性には嫁ぎ先の母である姑がいて、

否定的な母性の経験も縁遠いものではなかったそう。



昨今、日本の家族は激しく変化し、

家父制度や古い家制度の弊害から核家族制度へ、

両性の合意にのみ基づく民主的家族へと変わってきています。



それは、過去に比べて母性の否定的側面を意識し、

認識しなければならなくなってきたともいえるそうです。



○シヴァ神の上で踊るドクロをつけたカーリー|生殖と死を象徴するインド神話

○私たちの生涯|生と死の狭間にある「時」を歩む


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最大の自由と気ままが許される
弱者という強者

米国文化人類学者 ルース・ベネディクト(Ruth Benedict、1887年 - 1948年)


第二次大戦中、アメリカ合衆国から委嘱され、日本文化の研究を行った

文化人類学者ルース・ベネディクト(Ruth Benedict、1887年 - 1948年)。



その研究は、「菊と刀 (The Chrysanthemum and the Sword:

Patterns of Japanese Culture)」として、戦後1946年に出版され、

日本人の行動や文化の分析からその背後にある独特な思考や気質を解明、

日本人特有の複雑な性格と特徴を浮き彫りにしたといわれます。



ルース・ベネディクトは著書の中で、

「日本の社会では幼児と老人に最大の自由と気ままが許されている」ことを報告しています。







ある学校の先生は、父兄から「子どもが可愛そうだ」と言われると、

何も言えなくなってしまうと述べていたことが印象的です。



○新たな絆から夢が膨らむグローバル人材


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日本人に負わされた心理的難題
「世間の目」の中でどのように生きてゆくか

分析心理学の創始者カール・グスタフ・ユング
(Carl Gustav Jung、1875年 - 1961年)


英語のペルソナ(Persona)は、

古典劇において役者が用いた仮面に起源があるといいます。



分析心理学(ユング心理学)の創始者カール・グスタフ・ユングによれば、

ペルソナとは、「外的客体に対する関係・外的な構え」であり、

個の期待・要請と周囲・社会・集合的意識からの期待・要請との

折り合いとして成立すると述べています。



集合的意識とは、個人に対して、絶えず外部から働きかける社会的伝統・

習慣・風習・習わし・世間・規範といったものの総体のことで、

「世間の目」の中で「個人」がどのように生きてゆくのかという課題は、

伝統的に多くの日本人に負わされた心理的難題のひとつであるそうです。



○自他の区別が曖昧な日本人|大人になることの難しさ

○不妊にまつわる社会問題を暗示|ある夫婦の日記

○自分の中にその存在を認める|オペラ「ドン・カルロ」にみる人間観


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男性らしさ・女性らしさ
社会・世間からの要請によってつける仮面

女面(能面)


ラテン語で「生命」や「魂」、「動く」を指す語であるアニマ(Anima⇒アニメーションの語源)。

分析心理学では、アニマは男性の中の女性像を表し、

アニムス(Animus)は女性の中の男性像を表しているといいます。



男性は社会・世間からの要請によって、意識的・表側には、

いわゆる男性的ペルソナ(仮面)を身につける傾向が強いそうですが、

人間は生理学的、あるいはホルモンのレベルでも、そして心理的にも、

本来は両性具有的、ないし全体的な傾向を持つものであるので、

ペルソナ(社会的に要請された男性像)として生きられないといわれます。

その為、男性の心の中・無意識内に「女性像(アニマ)」が存在することになるのだそう。



一方、女性は社会・世間・集合的意識側から強力にいわゆる「女性らしさ」を

期待・要請されるので、表側にはいわゆる女性的ペルソナを身に付けることが

多いのに対して、女性の心・無意識内には「男性的面・傾向・心性」が

「男性像(アニムス)」として成立するといいます。



○日本の伝統演劇|舞台芸術の根源的な魅力

○移ろいゆく映画の灯り|人間が持ちあわせている想いに出会う


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性別による固定的な見方
ベビー用品の色



子ども誕生のお祝いにベビー用品を探しに行くと、

売り場は男の子用・女の子用にコーナーが分かれていて、

男の子は淡いブルー系、女の子は淡いピンク系の

グッズが並べられていることが多いといいます。



プレゼントの包装にも、店員から

「男のお子さんですか、女のお子さんですか?」と尋ねられ、

性別を答えると、包装紙やリボンなども、やはり、

男の子用にはブルー系、女の子用には赤やピンク系で

コーディネートされることが多いそう。



このように子ども誕生の時点より、

周囲から「男の子は〜」「女の子は〜」と固定的な見方をされ、

性別に即した対応をする傾向が強く、ジェンダー意識を植えつけ、形成しているよう。



しかし近年では、性別に関係なく色を好む場合もみられるといいます。


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両性具有の存在である人間
アリストファネスとエロス

左:プラトン 右:アリストテレス
アテナイの学堂(Scuola di Atene)(部分) ラファエッロ・サンティオ バチカン


古代ギリシアの哲学者プラトンは、

ソクラテスの弟子、そしてアリストテレスの師に当たるといいます。



プラトンの対話編「饗宴(シンポジオン⇒シンポジウムの語源)」では、

多くの哲学者がエロスについて論じていますが、

その中に登場する一人アリストファネスは以下のように語ります。



昔、人間には男と女だけではなく、男女両性を具有していたものもあった。

そもそも人間の姿も今のようではなく、全体は球形で、周りは背中と横腹からでき、

手を4本、耳は4つ、足を4本持ち、顔も同じものを2つ持ち、隠し所は2つあった。



およそ今の人間の倍もあり、強力な存在であって、その気性は、

驕慢(きょうまん:おごり高ぶって人を見下し勝手)であった。



神々を困らせることもあったので、神々の長ゼウスは悩んだ末、

彼らを弱体化させるため二つに分けてしまおうと決心した。

その結果、今見るような人類が登場したという。



しかし、この半分に分かれた存在は、本来自分だけで居ることが難しく、

分かれる前の自分の片割れを求めざるを得ないのだそう。



ただし、球形の存在であった時、「男・女」の存在以外に

「男・男」という存在と「女・女」という存在があり、

「男・女」の場合、そこから分かれた男は女を恋い慕(した)い、女は男を恋い慕うが、

「男・男」から分かれた場合、男は女には目もくれず、男ばかりを慕い、

「女・女」から分かれた場合、女は男に見向きもせず女ばかりを慕うことになった。





私たち一人一人は片割れに過ぎず、頼りなく相手を求めていく存在でしかない

という捉え方は、人間を支配するエロスの力、愛欲の力、性欲の力を巧みに

表現したとも言えるようです。



○哲学からみた人間理解|自分自身の悟性を使用する勇気を持つ

○そよ風に乗ってローマの街並みへ


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ソクラテスのエロス論
中間者としての位置づけ

 Love on the Look Out (1890)
William-Adolphe Bouguereau


ギリシア神話に登場する美の女神アプロディーテ(ビーナス)の息子とされる

恋愛を司る神エロス(アモル・クピド)。



古代ギリシアでは人が愛欲に捕われた時、

エロスが放った矢に射られたからだと解釈したといいます。



プラトンの対話編「饗宴(シンポジオン)」においてソクラテスは、

エロスを「中間者」として規定しています。



それは、死すべきものと不死なるものとの中間にあった

ダイモーン(デーモン)と名づけられるものだといいます。



エロスは生来美しいものに恋するようにできてはいるが、

自分自身の姿は母親から受け継いだ性質によって、

こわばった身体で、干からびて薄汚く、裸足で宿無しといった有様であり、

父親の血によって美しきものを狙う者、勇気があり、努力し、工夫する者

でもあるといいます。



また、命の花を咲かせる時もあるが、母親の血が災いしてすぐに死んでしまいもする。

しかし、富裕であるという父親の性質によって再び生き返ることができるのだそう。

だからエロスは欲しいものも手に入れることができるが、すぐに失いもする。

困窮もしないが富もしないのだといいます。



この美しいものへの愛は、ソクラテスのエロス論のなかでは、

やがて知への愛に移行されてゆきます。



エロスが、自分自身完全な知者であるならば、知を求める必要はなく、

無知蒙昧(むちもうまい:知識が不十分で道理にくらいこと)であるならば、

知を愛したり、知者になることを熱望したりもしない。



中間者であるからこそ、「知」を恋い求めることができるようです。



○ソクラテスの死|メトロポリタン美術館

○人類の智の宝庫|大英博物館

○Education First マララ・ユスフザイ

○より良い社会へ変えていく人たちを育てる|文教の府 文京区


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日本人の日常生活にしばしば見られる感情
甘えの構造



「甘えの構造」の著者である土居健郎先生は、

身内にベタベタ甘える者に限って、他人に対しては傍若無人、

冷酷無比な態度にでることが多いよう観察されていることを述べています。



日頃甘えに慣れている人は、甘えられないと「人を食った態度」や

「呑んだ構え」をするといいますが、逆にいえば相手を威嚇しているのだそう。



また、日本では「場」を重視してきたことから、

集団から独立して個人のプライベートな領域は認められず、

個人の人格統合に対する価値は認められてこなかったといいます。



日本には集団から独立した個人の自由が確立されていないばかりでなく、

個人や個々の集団を超越するパブリックの精神が乏しく、

そのような精神が育つ訳はなかったのだそう。



○光は闇の中で輝く|世代とジェンダーを越えて発展する


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多くの魂を惹きつける偉大な証
古代における一夫多妻制

源氏物語絵巻 鈴虫 国宝 徳川美術館


古代的な英雄像を構成する重要な要素として、

数多くの女たちと交渉をもつことが挙げられるそうです。



民俗学者・国文学者の折口信夫 先生(1887年-1953年)は、

このことを「いろこのみ」という言葉を用いて説明しています。



古代の帝王は地方豪族の娘たちを妻妾(さいしょう)とすることが多く、

それは、その娘が仕えていた地方豪族の神の祭祀権を同時に

手に入れことにつながっていたからだといいます。

このことは、地方豪族の土地に対する支配権の掌握をも意味したそう。



また、国文学者・東京大学名誉教授の鈴木日出男 先生(1938年-2013年)は、

源氏物語の光源氏を古代の英雄の系譜を受ける「いろこのみ」の体現者として捉え、

多くの女たちの魂を惹きつける魅力は、偉大な証だと考えたそうです。



○人間の幸不幸を凝視する物語文学 源氏物語


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総理大臣の条件の一つ
女性に人気があること

国会議事堂 衆議院議場


テレビ朝日コメンテーターである三反園 訓 先生は、

総理大臣の条件として5つの項目を提示されていましたが、

その中の一つは「女性に人気がある」ことだそう。



○総理大臣の条件

 @見た目の良さ・女性に人気がある
 A訴える言葉
 Bぶれない
 C体力・精神力
 Dもって生まれた運



※第77回 円覚寺夏期講座 2012.07
 「どうなる日本の政治・経済」 テレビ朝日コメンテーター 三反園 訓 先生



総理大臣の条件では、男性の人気よりも女性の人気が優先されるようで、

男性は多くの女性が支持した人物を了承せざる得ないよう。



日本ではもともと西欧文明に比べて、母性的な風土文化があり、

制度上では家父長制という父性原理によってバランスをとってきたといいますが、

このようなところにも表れているのかもしれません。



○異彩を放ち、日本の権力を表象してきた建造物|日本人の自我主張


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逃げ隠れする花嫁の習俗
隠(な)び妻

Apollo and Daphne by Giancarlo Bernini. Galleria Borghese, Roma
アポロとダフネ ベリーニ ボルゲーゼ美術館


男性が女性に求婚すると、求婚された女性が、

それを拒絶して逃げ隠れするという「隠(な)び妻(つま)」説話は、

「古事記」の他、「播磨国風土記」や「出雲国風土記」にもみられるといいます。



また、沖縄県久高島では、大正頃まで「妻もとめ」と呼ばれる習俗が

続けられてきたと聞きます。



※折口信夫「最古日本の女性生活の根底」古代研究 民俗学編



  婚礼の当夜、盃事がすむと同時に、花嫁は家を遁(に)げ出て、

  森や神山や岩窟(がんくつ)などに匿(かく)れて、夜は姿も見せない。

  昼は公然と村に来て、嫁入り先の水壺を満たす為に、

  井の水(井戸の水)を頭に載せて搬(はこ)んだりする。



  男は友達を談(かたら)うて、花嫁のありかをつき止める為に、

  顔色も青くなるまで尋ね廻る。

  若(も)し、三日や四日で見つかると、前々から申し合わせてあったものと見て、

  二人の間がらは、島人全体から疑われる事になる。

  勿論(もちろん)爪弾(つまはじ)きをするのだ。

  長くかくれ了(おう)せた程、結構な結婚とみなされる。



  夜、婿が嫁を捉えたとなると、髪束をひつつかんだり、随分手荒な事をして連れ戻る。

  女も出来るだけの大声をあげて号泣する。

  其(そこ)で村中の人が、どこそこの嫁も、とうとう落着したと知ることになるのである。





折口先生によると、花嫁がこのように逃げ隠れする理由は、

かつて女たちはすべて土地の神に仕える巫女(=女神)であり、

女神は神の妻でもあるから、人間の男と結ばれることは神への裏切りにあたる為、

こうした習俗が現れたのだといいます。



○「キリストの花嫁」をあらわす純白のドレスとヴェール|初聖体拝領

○みんなで創る美ら島|大切にしてきた「うちなー」のアイデンティティ

○島人のおもてなし|自然を歩いて、おいしく旅する沖縄県石垣島


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女性は罪とされなかった
不道徳な関係

 「閂(かんぬき」 ジャン・オノレ・フラゴナール ルーヴル美術館
「Le Verrou」 1778 Jean Honore Fragonard Musee du Louvre


「古事記」の特徴の一つに、

皇位継承の争いが数多く収められていることが挙げられるそう。

古代社会は一夫多妻制が原則であり、異腹の兄弟たちが複数存在した為、

争いが生ずるのは必然だったといいます。



その一例として、神武天皇と阿比良売(あひらひめ)との間に生まれたタギシミミと、

神武天皇と皇后イスケヨリヒメの間に生まれた三人の皇子の皇位継承争いが

挙げられます。



神武天皇が崩御した際、タギシミミは皇后イスケヨリヒメ(⇒継母:ママハハ)を妻とし、

政治の実権を握るとともに、イスケヨリヒメから生まれた三人の王子を殺そうとします。



このような近親相姦的な関係は、穢(けが)れをもたらす

宗教上・倫理上の重大な罪として処罰の対象にされていたそうですが、

それは男の立場からのものだったといい、

女の立場からは罪としては捉えられていなかったのだそうです。



現代においてもしばしばメディアを賑わす不倫関係。

一般に言う不倫は、男性だけでは成立せず女性が存在しているにも関わらず、

これまで「罪」とされてきたのは男性だったようにも思えます。



○「過ち」と「拒絶」 反道徳的な子どもの誕生|光源氏と藤壺


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わかっていても陥ってしまう
愛欲の魔力

「プロセルピナの略奪(部分)」 ベルニーニ ボルゲーゼ美術館
まるで本物の人間のよう


※徒然草 第8段 兼好法師


世の人の心惑はすこと、色欲には如(し)かず。

人の心は愚かなるものかな。

匂ひなどは仮のものなるに、

しばらく衣裳に薫物(たきもの)すと知りながら、

えならぬ匂ひには、必ず心ときめきするものなり。

久米の仙人の、物洗ふ女の脛(はぎ)の白きを見て、通(つう)を失ひけんは、

まことに手足・はだへなどのきよらに、肥えあぶらづきたらんは、

外(ほか)の色ならねば、さもあらんかし。



  世間の人の心を惑わすことでは、色欲にまさるものはない。

  人の心は実に愚かなものだ。

  芳香(ほうこう)などは所詮うわべを飾ったかりそめのものなのに、

  そしてしばらく衣裳に香を薫(た)き込んだと承知していながら、

  何ともいえぬよい匂いには、必ず胸がどきどきするものである。

  久米の仙人が゛洗濯している女の脛(すね)が白いのを見て、

  神通力を失ってしまったというが、

  たしかに手足・皮膚などが清楚で、しかも肥えてふっくらとしているのは、

  うわべの美しさではないから、仙人でさえ惑ってしまったのはもっともなことであろう。




※新版 現代語訳付き 徒然草 兼好法師 小川剛生(訳注) 角川ソフィア文庫 2015


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愛欲の迷いがあることを
自覚する

A Young Girl Defending Herself Against Eros (1880)
William Adolphe Bouguereau The J. Paul Getty Museum


※徒然草 第9段 兼好法師


女は髪のめでたからんこそ、人の目立つべかめれ、

人のほど心ばへなどは、もの言ひたるけはひにこそ、ものごしにも知らるれ。

ことにふれて、うちあるさまにも人の心を惑はし、

すべて女の、うちとけたる寝(い)もねず、身を惜しとも思ひたらず、

堪(た)ゆべくもあらぬわざにもよく堪へしのぶは、ただ色を思うがゆえなり。

まことに、愛着の道、その根深く、源(みなもと)遠し。

六塵(ろくじん)の楽欲多しといへども、皆厭離(えんり)しつべし。

その中にただかの惑ひのひとつやめがたきのみぞ、老いたるも若きも、

智あるも愚かなるも、かはる所なしと見ゆる。

されば、女の髪すぢをよれる綱には、大象(だいぞう)もよくつながれ、

女のはける足駄(あしだ)にて作れる笛には、秋の鹿必ず寄るとぞ言ひ侍る。

自ら戒めて、恐るべく慎むべきは、この惑ひなり。




  女は髪が長く立派なのが、なるほど人の注目を浴びるようであるが、

  その人品(じんぴん:人としての品格)や気立てなどは、何かを言っている様子に現れ、

  そういうことは御簾(みす:すだれ)や几帳(きちょう:間仕切り)などを隔てて

  直接姿を見なくともおのずと知られるのである。

  どうかすると、ちょっとしたしぐさでも男の心を惑乱させ、

  すべて女が、ぐっすりと熟睡もせず、身を惜しいとも思わず、

  堪えられるはずもない仕打ちにもよく堪えるのは、

  ひたすら異性に自分をよく見せようとの思いにとらわれているからである。

  本当に、愛欲に執着するならいといったら、その根源は深く遠い。

  人間の欲望を刺激するものは世界にいろいろと多いけけども、

  みな避けてしりぞけることができる。

  しかしその中でただ一つ、愛欲の迷いだけとどめ得ないことは、

  老若賢愚(老いた人も若い人も賢い人も愚かな人も⇒すべての人)、

  一切変わる所がないと思える。

  したがって、女の髪の毛を縒(よ)って作った綱(つな)には、

  大きな象もしっかりとつなぎとめられるし、

  女が履いた下駄で作った笛の音には、

  秋の雄鹿が必ず寄ってきると言い伝えています。

  自らを戒(いまし)め、恐れ慎まなければならないのは、この愛欲の迷いである。




※新版 現代語訳付き 徒然草 兼好法師 小川剛生(訳注) 角川ソフィア文庫 2015



○内面の美が備わった花 芍薬

○様々な「美」に触れて


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色好みの醍醐味
恋愛に関心をもたない男子

ドン・キホーテとサンチョ ギュスターヴ・ドレ


※徒然草 第3段 兼好法師


よろづにいみじくとも、色好まざらん男は、いとさうざうしく、

玉の巵(さかづき)の当(そこ)なき心地ぞすべき。

露霜(つゆしも)にしほれて、所さだめずまどひ歩き、

親のいさめ、世のそしりをつつむに心の暇(いとま)なく、

あふさきるさに思ひ乱れて、さるはひとり寝がちに、

まどろむ夜なきこそをかしけれ。

さりとて、ひたからたはれたる方にあらで、

女にたやすからず思はれんこそ、あらまほしかるべきわざなれ。




  万事に立派でも、色恋に関心がない男は、ひどく物足りないもので、

  まるで玉(ぎょく⇒宝石)でできた盃の底が抜けているような気がするであろう。

  理想の女性を求め、露や霜に濡れそぼって、あちこちをさまよい歩き、

  親の折檻(せっかん:厳しくいいさめ)、世間の誹謗(ひぼう)を憚って

  (はばかって:気がねにして)心の余裕もなく、

  あれやこれやと思い乱れ、それでいて女に逢えず、独りで寝ることが多くなり、

  うとうとする夜もないようであるのこそ面白い。

  とはいえ、ひたすらに女色(じょしき)に迷って耽溺(たんでき)するような風ではなく、

  女からは軽くあしらえないと思われるのが望ましいやり方なのであろう。




※新版 現代語訳付き 徒然草 兼好法師 小川剛生(訳注) 角川ソフィア文庫 2015


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女性と子どもの生存戦略
バリ族の多夫一妻制

世界最大の落差979mの滝 エンジェルフォール
ベネズエラ ギアナ高地 オリノコ川系


南米ベネズエラのバリ社会では、女性は結婚後妊娠すると

複数の男性と性交渉するといいます。



数多くの愛人の存在は胎教にいいと考えられ、森のなかで集まった女性たちを前にして、

妊娠中に交渉をもった相手の男たちの名前を明らかにするのだそう。



それを耳にした女性たちは村に戻って、名指しされた男たちに

子どもが生まれたことを伝えます。すると父親になった男たちは喜んで、

獲物やマニオク(芋)などの食べ物を子どもに贈るといいます。



やがて子どもが成長すると、母親は子どもに向かって、父親たちを指して

「あれが、おまえのお父さんだよ、魚や肉をもらえるよ」と言うそう。



男性だけに食糧へのアクセスが限られているようなバリ社会では、

妊婦による男性への性交渉の提供が、

女性と子どもの生存戦略となっているように思えます。



○神秘な遺跡・情熱のタンゴ|多様な文化が交差する南米


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昆虫にみる
メスと子どもの生存戦略

カマキリの共食い|Sexual Cannibalism


カマキリ類では、

体の小さいオスが体の大きいメスに共食いされてしまう場合があるそうです。



産卵を控え栄養を蓄える必要のある食欲旺盛のメスは、

オスと他の獲物との区別はしていないようで、

交尾前に食べられてしまうオスもいるといいます。



また、なんとか交尾にこぎつけたオスは、

頭部や上半身を食べられても交尾を続けているのだそう。



このような共食いは、クモなど他の種でも見られるといいます。


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メスに吸収されてゆくオス
チョウチンアンコウ

チョウチンアンコウ類 オニアンコウ


深海生物であるチョウチンアンコウのメスは頭の先に獲物を捕るための

疑似餌であるルアーや発光器官が備わっている。

メスはこのルアーを巧みに動かし、近寄ってきたエビや小魚を食べる。

胃袋も大きくなるので多くの餌を呑み込んで30センチと大きく育ち

オスを寄せるフェロモンを放出している。



一方オスはルアーも発光器官も備わっていない。

メスより鋭い目と発達した感覚器官、咬む力の強い口で餌を捕えるのだ。

オスは優れた視覚で餌を見つけて襲い、咬みつくと鋭い歯で相手を逃がさない。

胃袋など消化器系はあまり発達していないので身体は大きくなれない、

せいぜい数センチどまりである。



オスは大人になると、狭い行動範囲の中からするどい嗅覚でフェロモンをかぎ分け、

目で大きなメスを見つけて近寄る。

しばらく一緒に泳いで同種のメスと判断すると大きな身体に咬みつくのだ。



咬みついたオスの口から酵素がメスの皮膚に入ると、

メスの身体から皮膚が伸びて来てオスの口は皮膚に取りこまれて

オスはメスの身体と一体化してしまう。



一体化したオスにはメスの血管から栄養が届けられるので

ガリガリに痩せたオスはしだいに精巣も発達し、太ってくる。

一方使わなくなった胃腸や目はやがて退化してしまう。

こうしている間にも他のオスがメスの身体に咬みついてくるので

数匹のオスが一匹のメスに附着していることがある。



メスが成熟して産卵時期が近付くとオスの身体にもホルモンが伝わり、

精巣の準備が整うのだ。

こうして深海の闇の中で複数のオスを身体の一部としたメスが孤独?の中でも産卵し、

オスの精子と受精して子孫繁栄が続いているのだ。



このチョウチンアンコウなどの子孫繁栄の戦略は、厳しい深海の環境の中で、

メスの身体を大きくして産卵数を増やす、

オスとメスの遭遇の機会が少ないからオスはメスの身体に寄生させる、

オスは嗅覚でメスのフェロモンを嗅ぎつける能力とメスを見つける目を

発達させることに重点を置いている。



※海人の深深たる海底に向いてー深海の不思議ー 山田海人
 チョウチンアンコウのオス 2012年09月08日より引用(部分)

※深海生物の箱庭「相模湾」 2016.06
 講師 藤原義弘 先生 JAMSTEC 海洋生物多様性研究分野 分野長代理
 神奈川の海を学ぶ2016
 横浜国立大学 統合的海洋教育・研究センター



○生命の跳躍|海洋を統合的に理解する


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現代の女性と子どもの生存戦略
実家大好き妻



※妻の実家近くに住んで“うつ”になる男たち
 フリーライター西川敦子 2015年12月17日 DIAMOND onlineより



  実家に行ったきり戻ってこない「実家大好き妻」が増えているらしい。

  24時間気が抜けない子育て期を乗り切るには、実家の力が必要だ。

  そこで彼女たちは結婚すると、夫を口説いて実家の近くに新居を構える。

  出産後は計画通り、実母の助けを借りて育児し、

  やがて生活拠点そのものを実家に移してしまう。



 (中略)



  なぜ、妻たちは子どもが生まれると豹変するのか。

  「婚活中は稼ぎのある、“男子力”の高い男性がモテますが、

  出産後に求められるのは、悩みを聞いてくれる共感力、家事スキルなどの“女子力”。

  高学歴、高収入のハイスペック夫ほど、仕事中心になりがちなので

  『子育てのことがわかってない』『育児参加してくれない』などと批判されがち。

  結局、“使えないダンナ”と断罪されてしまうのです」。



  それもうなずける。妻が直面している現実はあまりにシビアだ。



  自宅に戻れば「育児」「家事」「夫の世話」をすべて引き受けることになる。

  あるいは、そこに「仕事」まで加わるとなれば、

  子育て期間だけでも事実上、実家で暮らすことは賢い選択肢といえるだろう。


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できちゃった結婚した妻が豹変
種馬にされた夫の悲惨な末路



※「できちゃった結婚した妻が豹変 種馬にされた夫の悲惨な末路(上)
  露木幸彦 2016年1月23日 ダイヤモンド・オンラインより



  「僕もきれいな嫁さんが欲しいし、かわいい赤ん坊を抱きたいし、

  両親を安心させたいなぁ」



  そうやって「今年こそは!」と気合を入れ直す男性が多そうですが、

  それもそのはず、国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」

  (平成22年)によると未婚男性のうち「いずれは結婚しようと考えている」と

  答えた人は全体の86.3%に達しているのですから。



  しかし、本当に大丈夫なのでしょうか?

  知り合いの結婚がうらやましいから、母親に結婚、結婚と言われるから、

  結婚していないと世間体が悪いから…そんな理由で焦って結婚してしまっても。

  「結婚不適格者とは何なのか」を知らずに無防備なまま、

  何となく場の雰囲気にのまれたり、場あたり的に動いたり、

  時流に流されたりして「一生のこと」を決めてしまっても。





ダイヤモンド・オンラインの記事「できちゃった結婚した妻が豹変

種馬にされた夫の悲惨な末路」には、35歳の男性が結婚からわずか1年、

妊娠して豹変した妻のために4000万のマンションをローンで購入した後、

里帰りしていた妻から離婚を申し込まれ、毎月10万円の養育費を背負わされた上に

600万円の貯金を全額失ってしまった例が紹介されています。


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女性の約4割は
子どもを産まない時代

巣鴨地蔵通り商店街


厚生労働省が2015年6月に発表した2014年の人口動態統計によると、

1人の女性が生涯に何人の子どもを産むのかを推計した

合計特殊出生率は1.42となり、9年ぶりに低下したそうです。



国立社会保障・人口問題研究所の推計では、

例えば1990年生まれの女性(2015年現在25歳)が

子どもを産まない割合は約4割に上るそうで、

ゆくゆく半数の女性は孫をもたないことになると指摘しています。



○活気と人情味溢れる門前町 巣鴨


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新しいライフスタイルの出現
出生率の向上に寄与している婚外子

未婚のまま妊娠を公表したラシダ・ダチ フランス司法大臣(当時)
Rachida Dati le 23 avril 2007


日本より早く少子高齢化を経験したヨーロッパ諸国では、

1990年代後半から出生率が持ち直しているといいます。



その背景には、結婚という枠組みの外で生まれる子どもたち

(婚外子:法律上の婚姻関係にない男女間に生まれた子)の増加があるそう。



2008年、日本の婚外子割合は2.1%で、

生まれた子ども100人に対して結婚外で生まれた割合は2.1人を表し、

ほとんどの子どもは結婚という法的手続きを経て生まれていることが伺えます。



これに対して、世界の婚外子の割合(2008年)は、

スウェーデン 54.7%、デンマーク 46.2%、アメリカ 40.6%、香港 5.6%となっており、

この中で一番高いスウェーデンでは、半分以上の子どもが結婚という枠組み外

で生まれた子どもなのだそうです。



このような新しい出産の形式を象徴するかのように、2008年、

フランス法相であったラシダ・ダチ(Rachida Dati)氏は、

父親の名前を明かさず、未婚のまま妊娠していることを公表したそう。



日本では2013年にフィギュア・スケートの安藤美姫 選手が、

父親の名前を明かさず、未婚の出産について公表されていたことを思い出します。


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老いの多様性
尊敬される存在から軽んじられる時代の出現



加齢そのものは生物学的な現象だといいますが、

それをどのように捉えるかは文化によって異なるといいます。



老人が目立つ社会として有名なものに、アフリカ・コンゴのレレ社会が挙げられるそう。

レレの男は20歳代の後半から50歳過ぎまでしか働かず、

55歳前後になると仕事から引退するそうです。



レレでは、中年や老人になることが真の男になることであり、

老人は一夫多妻制のもとでたくさんの妻をもち、

子どもらの婚姻を通じて親族を広がらせ、結社に入って社会的地位を上げるそう。

老人が若い女性を妻とする結果、

若い男たちは結婚を先延ばしすることを余儀なくされるといいます。



これに対して、いわゆる伝統的社会のなかで

豊かな経験をもつ老人は尊敬される存在でありましたが、

近代化による急激な社会変化によって老人の知識が役立たなくなったため、

老人が軽んじられる時代が出現しつつあるといいます。



○多くの人々の努力の上に成り立つ私たちの暮らし|地球深部探査船「ちきゅう」

○より良い社会へ変えていく人たちを育てる|文教の府 文京区


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「父なるもの」
を確立する難しさ



日本では明治以降、急速に西洋文化が入ってきたことや、

太平洋戦争の敗戦、高齢化・少子化による男女共同参画などを経て、

旧来の秩序や権威、価値観が覆され、

「父なるもの」を確立することが難しくなっているといわれます。



○日本人の音楽的アイデンティティ|新たな響きが奏でる未来

○急激な近代化を遂げてきた日本|近代化の象徴 競馬

○よこすか はじめて物語|近代化の礎を築いた横須賀製鉄所


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集え、ダメ男たちよ! 目指せ、ヒモ
ヒモザイル



月刊「モーニング・ツー」に掲載されていた実録ヒモ男養成漫画「ヒモザイル」。

夢はあるがお金がなく、モテない男性に教育を施し、

経済力のあるアラサー(Around Thirty:30歳前後)女性のもとへ

送り込むという斬新な切り口に注目が集まったそう。



その一方、「配慮に欠ける」などと批判的な意見が寄せられたそうです。


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動物学・生物学からみた
女性が性的に魅力的になった訳

繁殖牝馬


ヒトは他の動物に比べて早産なのだそう。

ウマやウシなどの新生児は生まれてすぐに立って歩くといいますが、

ヒトは立って歩けるようになるのに一年間もかかり、

それだけ早く生まれているといいます。



これは、ヒトが直立二足歩行をした結果、骨盤が変化し難産となり

胎児を十分お腹の中で育てることができなくなって未熟な状態で

生むことになってしまったからだといわれます。



そうなると母親はつきっきりで赤ちゃんの面倒を見ることとなり、

自分で餌を獲りに出向くことが十分できない為、

必然的に父親に餌を持ってきてもらうようになったことが

「結婚」の始まりと考えられているよう。



イギリスの進化生物学者であるロナルド・フィッシャーは、

猿の社会を観察することによって発情期の雌が餌をもらえることから、

ヒトで性的休止期間がなくなったのは、

オスから餌をもらうための代償であると考えたそう。



また、サルは発情期になると生殖器の周りが赤く充血するといいますが、

ヒトは直立二足歩行によって生殖器が見えにくくなったことで

唇や胸に惹かれるようになったのではと考えられているそうです。



イギリスの動物学者 デズモンド・モリスは、

女性の胸が必要以上に大きいのはお尻の擬態であると述べています。



いずれにしてもバストに惹かれるのは他の動物から見ると異常なことなのだそう。



○急激な近代化を遂げてきた日本|近代化の象徴 競馬


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性的魅力の対象は女性だけでなくなった
男性



オラウータンやゴリラのメスには、人間と同じく発情徴候がないのだそう。

これらの二種では、性的興奮をともなうオス同士のホモセクシャルな交渉が

観察されるといい、同じように発情徴候を示さない人間の女に対して、

人間の男はさらに性交渉の範囲を広げていくようになったのではないか

と考えられているそうです。



人間の男にとって性的な魅力を感じる相手は女だけではなくなり、

声やしぐさや身体のある部位へと広がっていき、ホモセクシュアルは、

そのようにして人類社会に遺伝的に定着するようになたという説が唱えられています。


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男が女装家になる
一つの理由

パリで行われたデモに参加したトランスジェンダーの活動家 2005年


男性が女性のように振る舞うことを表現する言葉として、

女装家やゲイ、ニューハーフ、トランスジェンダーなどがあるそうです。



そのような振る舞いをする理由は複数あるといいますが、

その一つとして、そうした方が生きやすいことを挙げています。


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ホモセクシュアルの
多様性

ニューギニア高地


ニューギニア高地の諸社会では、人はだれもが女性性をもったものとして

生まれてくると考えられ、女性性は男性性を枯渇させると考えられていることから、

男になるためには女性性を取り除くイニシエーション(成人儀礼)を経なければ

ならないといいます。



イニシエーションの初日に、少年たちは森のなかに連れて行かれ、

女性の汚れを取り除くために鼻から流血させられます。

また、少年たちは年長者の口唇性交することを命じられ、その後、

少年たちは年長者たちとのホモエロティックな関係を定着させていくそうです。



その後15歳ぐらいになると、少年は精液を注入される側ではなくて、

逆転して年少者へ精液を提供することになります。

精液が充満し男らしくなるとやがて女性と結婚するのだそう。

そして父親になるとホモエロティックな関係を終了するといいます。


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第三のジェンダー
チャラバイ

Luwuk City, Banggai, Central Sulawesi, Indonesia


インドネシアのスラウェシ島のブギス社会には「チャラバイ」と呼ばれる

第三のジェンダーがいるそう。



第三のジェンダーとは、男・女とは別のカテゴリーに属することだそうで、

「チャラバイ」とはブギス語で「偽りの女」という意味だといいます。



「チャラバイ」に属する人の性別は、基本的に男性であり、異性装をして、

言葉づかいやしぐさは女性のようだといいます。



彼らには結婚式を盛大に行うのが好きなブギス人の結婚ビジネスに携わり、

客をもてなす料理の準備や披露宴を盛り上げる歌謡ショーの担い手という

社会的な役割があるそうです。



○異質なものを排除する社会|悪いセックス、悪い身体


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WOMAN ACT.
女性が、どんどん主役になる。

WOMAN ACT. 女性がどんどん主役になる
かながわ女性の活躍応援団 ムーブメント拡大シンポジウム


「かながわ女性活躍応援団」とは、女性が活躍するための取り組みに積極的で、

神奈川にゆかりの深い企業のトップ10人と知事によって誕生した応援団だそう。



※女性活躍推進法(平成27年8月成立 10年間の時限立法)

 (目的) 第一条 抜粋

  この法律は、急速な少子高齢化の進展、国民の需要の多様化

  その他の社会経済情勢の変化に対応していくためには、

  自らの意思によって職業生活を営み、又は営もうとする女性が

  その個性と能力を十分に発揮して職業生活において活躍することが

  一層重要となっている…





労働力不足が懸念される中、持続的な成長を実現し社会の活力を維持するためには、

わが国最大の潜在力である女性が力を最大限に発揮することが鍵のようです。

※女性の活躍推進に関する基本方針 2015年9月25日閣議決定


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母性的な風土文化と制度的な父性原理の行方
変わりつつある男性・女性の捉え方

2016年 新年をお迎えになった天皇ご一家 御所 宮内庁


○日本国憲法

  第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、

  この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。



  第二条 皇位は、世襲のものであつて、

  国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。



○皇室典範

  第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。



日本国憲法に基づき定められた皇室典範は、皇位継承及び摂政に関する事項を

中心に規律した皇室に関する法律だそうで、国会の議決する法律の1つにあたり、

通常の法律制定改廃手続きで変更することが可能だといいます。






昨今、男性・女性の捉え方は変わりつつあり、

足元では、持続的な成長を実現し社会の活力を維持するために

女性の活躍が推進されています。



日本ではもともと西欧文明に比べて、母性的な風土文化があり、

制度上では家父長制という父性原理によってバランスをとってきたといいますが、

このバランスもゆくゆくは変化していくのかもしれませんね。



○象徴天皇制と平和主義|国事に関する行為が行われる宮殿


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「恐れ」から「真実の愛」を取り戻す
他者への敬意

オラフ アナと雪の女王 ディズニー


王国を飛び出したエルサが魔法で作った雪だるま、オラフ。



陽気で純粋でハグが大好きなオラフは、

幼少期のエルサが妹アナために作った雪だるまを映し、

恐れを抱いているエルサのもう一方の側面のようでもあります。



○「死・冥界」の側面をもつ一方、「生命・出産」の側面をもつグレートマザー

○日本人の音楽的アイデンティティ|新たな響きが奏でる未来


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善いことが
重なりますように



新(あらた)しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)


※万葉集 巻二十 四五一六 大伴家持(おおとものやかもち)



新しい年の初めである初春の今日降る雪のように、善いことがいよいよ重なりますように。




万葉集の最末尾(巻20・4516首目)におさめられている大伴家持の歌。

家持は古来の名族大伴家の嫡流(ちゃくりゅう:直系血筋)でありながら、

当時は藤原氏が圧倒的な勢威をふるっており、

政治的には不遇な生涯を送ったといわれます。



家持にとって最後となるこの歌は、759年(天平宝字三年)正月、

左遷された因幡(いなば:現鳥取県)の地で詠まれた一首だそう。



当時、元旦の雪は豊年の兆しと考えられていた上に、

この年は元旦と立春が重なるめずらしい年だったそうで、

万葉集を締めくくるのにふさわしい賀歌といわれます。



○混迷の中から新たな絆を紡ぐ

○来る年の幸運を祈る「のし餅&正月飾り」作り


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参  考  情  報


○拓殖大学教授・呉善花氏「韓国人に衝撃、日本の女将さん文化」 - (大紀元)

○伊勢神宮

○【公式】天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)|天岩戸神話|宮崎県|高千穂町

○富士山本宮浅間大社

○古事記を学ぶ 日本の神話・神々・神社・古代史・古語など

○折口信夫 最古日本の女性生活の根柢 - 青空文庫

○NPO法人 久高島振興会|沖縄県久高島

○韓国芸能情報、韓国ドラマ、韓流ドラマの総合チャンネル KNTV

○ダイヤモンド・オンライン(Diamond Online)

○立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科・文化人類学(奥野克巳)

○徳川美術館

○日本の統計の中核機関|統計局ホームページ

○国立社会保障・人口問題研究所

○年次統計

○調査・研究 - 少子化対策 - 内閣府

○女性活躍推進法特集ページ |厚生労働省

○かながわ女性の活躍応援団 - 神奈川県

○孫崎 享(@magosaki_ukeru)さん | Twitter

○モーニング公式サイト - モアイ

○横浜市交通局協力会

○一般社団法人 日本エレベーター協会

○Imagebase: Free Stock Photography

○GATAG|フリー画像・写真素材集 2.0

○フリー百科辞典Wikipedia

○『古事記』と『万葉集』('15)
 ・主任講師 多田一臣 先生 (二松学舎大学特別招聘教授)

○古代文学の香具山 2015.12
 ・講師 駒澤大学教授 中嶋真也 先生
 ・放送大学神奈川学習センター

○仏教と儒教('13) −日本人の心を形成してきたもの−
  竹村牧男 先生 東洋大学教授
  島元洋 先生 お茶の水女子大学大学院教授

○精神分析とユング心理学('11)
  大場登 先生 放送大学教授
  森さち子 先生 慶応義塾大学准教授
 10.ペルソナ(面・顔)とゼーレ・ソウル(心・たましい)

○哲学への誘い('14)
 佐藤邦夫 先生 放送大学客員教授・東京大学名誉教授

○現代語訳 福翁自伝 福澤諭吉, 齋藤孝 (現代語訳) ちくま新書

○ユング心理学入門 河合隼雄, 河合俊雄 (編集) 岩波現代文庫

○自我と無意識 C.G. ユング, 松代洋一, 渡辺学 (訳) レグルス文庫

○中空構造日本の深層 河合隼雄 中公文庫

○菊と刀 ルース・ベネディクト, 長谷川松治(訳) 講談社学術文庫

○サモアの思春期 マーガレット・ミード, 畑中幸子・ 山本真鳥(訳) 蒼樹書房

○裸のアマン : ソマリ人少女の物語 ヴァージニア・リー・バーンズ,
 ジャニス・ボディ 高野裕美子(訳) 早川書房

○「甘え」の構造 [増補普及版] 土居健郎 弘文堂

○落語「牡丹灯籠」 三遊亭円朝

○王の歌 鈴木日出男 筑摩書房

○妹の力 柳田国男 角川ソフィア文庫

○闇の中から再び生きる力を 2015.09
 ・講師 柳田邦男 先生
 ・2015年度自殺予防のための厚生労働省補助事業 公開講演会
 ・社会福祉法人 横浜いのちの電話 35周年記念
 ・戸塚区民文化センターさくらプラザ

○第121回(平成27年春季) 東京大学公開講座「悪」
 東京大学本郷キャンパス 安田講堂 2015.05
 「<悪い>セックス、<悪い>身体」 清水晶子 先生 総合文化研究科准教授

○ヒトはどのようにしてヒトになったのか 2015.09
 講師 種田保穂 先生(放送大学客員教授・横浜国立大学名誉教授)
 放送大学神奈川学習センター

○文化人類学('14)
  内堀基光 先生 放送大学教授・一橋大学名誉教授
  奥野克巳 先生 立教大学教授
  3.多様な「人間」のあり方

○韓国人はなぜ日本を嫌うのか 2015.11.21 産経ニュース
 拓殖大国際学部教授 呉善花 先生(オ・ソンファ:韓国生まれ、日本帰化)講演
 「韓国は甘えている」「日本人は自信持ち主張を」「韓流ドラマに価値観の違い」

○スカートの風 日本永住をめざす韓国の女たち 呉善花 角川文庫

○妻の実家近くに住んで“うつ”になる男たち 2015.12.17
 フリーライター西川敦子 DIAMOND online

○世界の中の日本('15)
 主任講師 高橋和夫 先生 放送大学教授
 15. グローバル化、北欧、日本

○路上にいないホームレス 女性たちの「見えない貧困」

○平成27年度 かながわ女性の活躍応援団
 ムーブメント拡大シンポジウム 2016.01
 Woman act. 女性が、どんどん主役になる
 ・第一部 基調講演
  講師 鹿嶋敬 氏 内閣府男女協働参画会議議員、(一社)女性労働協会会長
 ・第二部 パネルディスカッション
  パネリスト
   宮島和美 氏 株式会社ファンケル代表取締役 社長執行役員
   肥塚見春 氏 株式会社高島屋 専務取締役
   越田進  氏 株式会社横浜銀行 取締役常務執行役員
   岩田喜美枝 氏 神奈川県男女共同参画審議会会長
             公益財団法人21世紀職業財団会長
  コーディネーター
   黒岩祐治 氏 神奈川県知事
 ・主催 神奈川県立男女共同参画センター(かなテラス)
 ・会場 はまぎんホール ヴィアマーレ

○精神医学的にみた夏目漱石 -没後百年によせて-  2016.01
 講師 橋正雄 先生 筑波大学教授
 場所 AP渋谷道玄坂
 主催 放送大学渋谷学習センター

○私の「情報分析術」超入門 仕事に効く世界の捉え方 佐藤優 徳間書店

○大放言 百田尚樹 新潮新書


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