世界の美術が凝縮された
メトロポリタン美術館


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メトロポリタン美術館



ニューヨークのセントラル・パークに建つメトロポリタン美術館。

「Met(メット)」の愛称で世界中の人びとに親しまれてきたそう。



館内には、アメリカ美術をはじめ、

ヨーロッパ美術、日本美術、韓国・朝鮮美術、中国美術、イスラム美術、

エジプト美術、アフリカ・オセアニア・南北アメリカ美術など世界の美術が展示されています。



○魔力を秘め、夢と現実が交錯するニューヨーク

○Art of PARIS

○そよ風に乗ってローマの街並みへ


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正面玄関を通り過ぎると
広がる大ホール



正面玄関を通り過ぎると、広がる大ホール。

インフォメーションやチケット売り場などがあります。



入場料を払うとチケットの代わりにバッチをくれ、

そのバッチをつけていると入場当日は出入り自由です。



○現代を見据えるニューヨーク近代美術館


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エマニュエル・コットリーブ・ロイツェ
Emanuel Gottieb Leutze

デラウエア川を渡るワシントン 1851年


1776年12月25日、アメリカ独立戦争の最中、

ジョージ・ワシントンが大陸軍を率いてデラウェア川を渡った場面だそう。



川を渡った後、ニュージャージーのトレントンの戦いで

ドイツ人傭兵隊を急襲したそうです。


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ヨハネス・フェルメール
Johannes Vermeer

窓辺で水差しを持つ女 Young Woman with Water Jug 1664〜1665年頃


オランダを代表するという画家、フェルメール。


30数点しかないといわれる作品のうち、

メトロポリタン美術館には5作品が所蔵されているそうです。



○フェルメールの作品で訪れる「水の国」ネーデルランド


少女 窓辺でリュートを
弾く女
眠る女 信仰の寓意

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ピエール・オーギュスト・ルノワール
Pierre-Auguste Renoir

ジョルジュ・シャルパンティエ夫人と子供たち 1878年


パリの裕福階級だったというシャルパンティエ夫人と子供たち。

夫人の隣で椅子に座っている子供は弟のポール。



19世紀末頃まで、

5歳くらいまでの男の子は女の子のような服装を着ていたそうです。



○幸福の画家 ルノワール



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エドガー・ドガ
Edgar Degas

the Dance Class 1874年


多くのバレエ作品を残したというエドガー・ドガは、

パリ・オペラ座の定期会員だったそうで、楽屋や稽古場に立ち入ることができたそう。



○踊り子の画家 エドガー・ドガ


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アメデオ・クレメンテ・モディリアーニ
Amedeo Clemente Modigliani

ソーラの肖像画 portrait of Thora Klinckowstrom 1919年


エコール・ド・パリを代表する画家といわれるモディリアーニ(1884-1920)。



原初的な力にあふれるアフリカやオセアニア、東南アジアなど

の芸術に深い関心を寄せていたそうです。


portrait of a Girl Lola de Valence
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クロード・モネ
Claude Monet

サンタドレスのテラス Garden at Sainte-Adresse 1867年


フランスの避暑地、ノルマンディ地方の港町だというサンタドレス。

モネがこの地に15日間滞在した時に描いた絵画だそう。



手間右側に座っているのはモネの父アドルフ、

その左側で日傘を差して座っている女性は祖母、

海側に立っている女性は従兄弟だそうです。



○移りゆく光の変化を愛したクロードモネの終の棲家 ジヴェルニー

○みなもに浮かぶ神秘な美しさ 睡蓮


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ジョルジュ・スーラ
Georges Seurat

グランド・ジャット島の日曜日の午後 1884-86年


傘が市民階級にも広がったのは19世紀になってからだそう。


たくさんの市民が散歩に訪れていたという

パリ郊外のグランドジャット島での風景。



右側に横向きで立つ女性がさした黒いパラソル、

そして当時流行だったバスルというヒップラインを美しく見せるための腰当が印象的です。



31歳という若さでなくなったスーラーは、短い生涯のうちに

新しい色彩理論を研究し、実践しようとしたそうです。



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フィンセント・ファン・ゴッホ
Vincent van Gogh

糸杉 Cypresses 1889年


パリ近郊のオーヴェル=シュル=オワーズで自殺したといわれるゴッホ。



「糸杉」は亡くなる前年の1889年、

アルル近郊にあるサンレミの精神病院の中で描いたものだそう。


Olive Trees
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エドゥアール・マネ
Edouard Manet

舟遊び Boating 1874年


船遊びは、セーヌ川で楽しんでいる様子だそう。



○作品を破壊しようとする観衆までいたという「オランピア」


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ウィリアム・アドルフ・ブグロー
William Adolphe Bouguereau

ニンフとサテュロス Nymphs and Satyr


19世紀フランスの画家、ブグロー。

神話や天使、少女を題材とした絵画を多く残したそうです。



サテュロス(Satyr) は、

ギリシア神話に登場する半人半獣の自然の精霊だそう。


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ギュスターヴ・クールベ
Gustave Courbet

女とオウム Woman with a Parrot 1866年


フランスの写実主義の画家といわれるギュスターヴ・クールベ。


社会主義への想いが強かったというクールベは、

保守的な考え方に反発し逮捕されることもあったそう。



「女とオウム」は、

神話に基づかない裸婦像であったことから批判を浴びた作品だったです。


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アレクサンドル・カバネル
Alexandre Cabanel

ヴィーナスの誕生 1863年 レプリカ (原作はオルセー美術館)


カバネルを代表するという作品「ヴィーナスの誕生」。

皇帝ナポレオン三世によって買い上げられ、エリゼ宮に飾られていたそうです。



○海の泡から誕生した「ヴィーナスの誕生」


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ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
Tiziano Vecellio

ヴィーナスとアドニス Venus and Adonis


危険な狩にでかけようとする恋人のアドニスを

ヴィーナスが引きとめようとしている場面。



しかし、アドニスはその警告を無視して猪によって殺されてしまったそう。



ティッアーノが描いた「ビーナスとアドニス」はプラド美術館にもあるそうです。



○アドニスが流した血から生まれた花 アネモネ


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ポール・ゴーギャン
Paul Gauguin

イア・オラナ・マリア Ia Orana Maria


1891年〜1893年にタヒチで過ごしたというゴーギャン。



南国を題材にした「イア・オラナ・マリア」は、

受胎告知の聖母マリアへの天使ガブリエルの挨拶を意味しているそう。



ゴーギャンは、43歳で故郷のフランスと妻子を捨てタヒチに渡ったことから、

中年期の葛藤を「ゴーギャン・コンプレックス」と呼ぶそうです。



中年期の危機では、これまでの生き方について戸惑いが生じ、

自分の将来、価値観、職業、配偶者、家族などが改めて問い直され、

青年期以降の自我同一性の破綻を経験し混乱する時期でもあるそうです。



○我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか

○西洋文明に絶望したゴーギャンが渡ったタヒチ


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サンドロ・ボティチェリ
Sandro Botticelli

受胎告知 The Aununciation 1485年


天使ガブリエルが処女マリアの前に降り、

マリアが聖霊によってイエスを身ごもることを告げ、

それをマリアがそれを受け入れることを告げる場面。



ルネサンス期を代表する画家、

ボッティチェッリは複数の受胎告知を残しているそうです。



○釈迦が誕生する瞬間 摩耶夫人及び天人像


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ジャック・ルイ・ダヴィッド
Jacques-Louis David

ソクラテスの死 The Death of Socrates 1787年


古代ギリシアの哲学者、ソクラテス。


神を否定し、アテネ政府から信条を捨てるか、死を選ぶか

選択を迫られ苦悩するソクラテスと弟子たち。



「自身の知への愛(フィロソフィア)」と

「単に生きるのではなく、善く生きる」意志を貫き、

左手で天を指し、右手は毒杯に手を差し伸べている場面だそう。


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エル・グレコ
El Greco

トレド風景 View of Toledo 1597年


ギリシア出身の画家、エル・グレコは、

現在、世界遺産に登録されているスペインの街トレドで40年近くを過ごしたそうです。



トレドは、かつて西ゴート王国の首都で、

中世にはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が交錯した街だったそう。



○時空を超える旅に出かける 世界遺産


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近代美術



1・2階にまたがる近代美術エリア。

ピカソやシャガール、マチス、ルソー、ポロックなどの作品が展示されています。



○近代日本の美術を展示する国立近代博物館


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パブロ・ピカソ
Pablo Picasso

Dora Maar in an armchair 1939年


作品はピカソの恋人だったというドラ・マールを描いたものだそう。



メトロポリタン美術館では、多数のピカソ作品を所蔵しているそうで、

2010年にはピカソの作品約300点を公開する特別展、

「Picasso in The Metropolitan Museum of Art」が開催されたそうです。



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マルク・シャガール
Marc Chagall

The Lovers 1913-14年


旧ロシア帝国のヴィテブスク(現ベラルーシ共和国)出身の画家、

シャガール。(1887-1985)


郷里のヴィテブスクへの想いや、

ユダヤの伝統に対する敬愛、妻ベラへの想いを幻想的に描いたそう。



○色彩豊かで幻想的な画家 マルク・シャガール


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彫刻・装飾美術



ロダンの作品やカノーヴァの作品など、

膨大な数の彫刻・装飾作品が展示されています。



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フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン
Francois-Auguste-Rene Rodin

神の手 The Hand of God


「カテドラル」や「神の手」「悪魔の手」「ロダン、手が人を露わにする」など

「手」を題材とした数多くの名作を残したというロダン。



「神の手」の手のひらには男女が刻まれています。



○深く、恐ろしく真実を語るものであれ オーギュスト・ロダン


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アントニオ・カノーヴァ
Antonio Canova

クピドとプシュケ Cupid and Psyche 1794年


イタリアの彫刻家アントニオ・カノーヴァ作の「クピドとプシュケ」。



クピドはキューピットやアモル、エロスとも呼ばれている、

美と愛の女神ヴィーナスの息子。


プシュケは美しい乙女で、ヴィーナスはプシュケを妬み、

つまらない男を愛してしまうようクピドを遣わせますが、

クピドが愛してしまったそう。



開けてはならない瓶を開けてしまい仮死状態に陥っているプシュケ。


気絶したまま横たわるプシュケを見たクピドは、

プシュケを優しく抱き上げ、彼女の顔に自分の顔を近づけ眠りを解き、

二人は結ばれるそうです。



○クピドが放った矢で恋をする アポロンとダフネ


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日本美術
Art of Japan

Designing Nature
The Rinpa Aesthetic In Japanese Art


Rinpa is a modern referring to a distinctive style of Japanese pictorial art
that arose in the early seventeenth century and has continued into modern
times.

Rinpa embraces bold or purely graaphic renderings of natural motifs,
as well as formalized depictions of fictional chatacters,poets,and sages.

Underlying Rinpa design sensibilities is a tendency toward simplification
and abbreviation,often achieved through a process of formal exaggeration.

Rinpa is also celebrated for its use of lavish pigments,eonspicuous or
sometimes subliminal references to traditional court literature and poetry,
and eloquent expermentation with calligraphy.


※入口に掲載されている日本美術の解説


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尾形光琳
Ogata Korin

波涛図屏風 Rough Waves


17世紀後半から18世紀にかけて活躍した琳派を代表する絵師、

尾形光琳。



京都の呉服商、雁金屋の当主・尾形宗謙の次男として生まれ、

実家が裕福であったために少年時代から能楽、茶道、書道などに

親しんだといわれています。



○琳派を代表する絵師 尾形光琳


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鈴木其一
Suzuki Kiitsu

朝顔図屏風 Morning Glories


江戸時代後期の絵師という鈴木其一(すずき きいつ)は、

江戸琳派・酒井抱一の弟子だそうです。



○本物の作品で日本の文化史がたどれる東京国立博物館


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一息つく
美術館館内のレストラン

The cafeteria


メトロポリタン美術館には5つのカフェやレストランなどがあるそうです。



写真は地下1階にある「The Cafeteria」。

並べられた複数の料理から自分が欲しいものを選んでいく方式で、

値段もリーズナブルです。



また1階にはPetrie Court Cafe、屋上にはRoof Garden Cafe、

美術館メンバーが入れるThe Trustees Dining Roomなどがあるそうです。



○鑑賞の余韻にひたりながらゆったり寛ぐミュージアム・レストラン


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参  考  情  報


○The Metropolitan Museum of Art

○ソクラテス | 名言集および格言集

○世界の美術館08 メトロポリタン美術館@

○世界の美術館48 メトロポリタン美術館A

○ニューヨーク美術案内 千住博・野地秩嘉 光文社新書

○恋するフェルメール 有吉玉青 白水社

○フッションから名画を読む 深井晃子 PHP新書

○ギリシア・ローマ神話 ブルフィンチ 野上弥生子訳 岩波書店

○図解とあらすじでよくわかる「聖書」入門 保坂俊司 光文社

○メトロポリタン美術館展 東京都美術館
 2012年10月6日〜2013年1月4日


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