ひらり舞う蝶を追いかけ
白い帆を揚げて


生きる上での自然の営み 「夢」


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空高く舞い上がる

第56回 逗子海岸花火大会


空高く舞い上がり溢れるような光と音を発し、一瞬にして消える花火。



「平和」や「鎮魂」、「五穀豊穣」、「美」の象徴でもあるという花火は、

長い間、はかなくも人々が見続けてきた夢のようです。




古代ギリシヤのアスクレーピオス神殿で見られた「聖地での眠り」という営みでは、

病に見舞われた人々は、医神アクスレーピオスの神殿を訪れ、

斎戒沐浴(飲食や行動を慎み、水を浴びて心身を清めること)をして、

アバトンと呼ばれる寝所で眠りについたそう。



そして、やがて夢の中でアクスレーピオスに出会い癒されたそうです。



人々がみる夢は、

恐怖についての夢、死についての夢、穏やかな暖かさに包まれた夢、

未知についての夢、彼・彼女や家族についての夢、日常場面のような夢と、

実に多様であるそうです。



○初夏を告げる逗子海岸花火大会


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空高く舞い上がる華|第56回逗子花火大会 by NADIEN

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癒しの場
インキュベーション



「起業家育成」や「新規事業支援」という意味にもなっている

インキュベーション(Incubation)。



もともともは「鳥が卵を抱いて孵化のときを待つこと」を意味し、

同時に「癒しの場、聖所における眠り」の意味でもあったそう。



○大地に宿る命|移ろい行く時の狭間に力の限り咲く花


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つぼみをあげよう

芍薬 (鮮彩のつぼみ)


「1本の木を育てようとする時、私はその木がどのくらい大きくなるかを知らない」

「Wenn ich einen Baum pflanze, weiss ich nicht, wie gross er wird.」


ドイツ出身でカルミナ・ブラーナの作曲家としても

知られるカール・オルフの言葉だそう。




また、スタジオジブリ製作の映画「耳をすませば」。



主人公である14歳の月島雫は、自分を試すため物語を描き、

天沢聖司の祖父で地球屋の主人である西司朗に物語を読んでもらいます。



「ありがとう。とてもよかった。」



「うそ。うそ。本当のことを言って下さい。書きたいことがまとまっていません。

後半なんてめちゃくちゃ。自分でわかっているんです。」



「荒々しく率直で未完成で、聖司のバイオリンのようだ。

雫さんの切り出したばかりの原石をしっかり見せてもらいました。

よく頑張りましたね。あなたは素敵です。

あわてることはない。時間をかけてしっかり磨いて下さい。」



「そうだ、あれを。さあ、手を出して。

その石はあたなにふさわしい。差し上げます。

しっかり自分の物語を書きあげて下さい。」



○内面の美が備わった花 芍薬

○甘い香りに誘われて Winter Sweet ロウバイ

○おお運命の女神よ カルミナ・ブラーナ


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カントリー・ロード

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海を渡る蝶
アサギマダラ



黒と栗色の縁、その中は淡い水色である浅葱色(あさぎいろ)に透きとおり、

まだら模様になっている蝶、アサギマダラ(Parantica sita)。



日本で唯一知られている長距離を渡るアサギマダラは、

最長2,000kmにも及ぶ旅をするそうです。



○妖艶な蝶 ジャコウアゲハ

○豊かな情操・たくましさを培う成長空間|赤城キャンプ

○相模湾を見渡す新緑のプロムナード 丹沢 鍋割山・塔ノ岳


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木村カエラ バタフライ

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包み込み抱える
母なる港

葉山港新港


船が出航し、そして戻ってくる場所でもある港。



母なるもののイメージとして、

「育てる・育む・抱える・包み込む・匿(かくま)う」といった象徴性があるそうです。



○空と海の間で暮らすような旅|日本一の客船寄航数 横浜港

○日本最大の軍港都市として発展した 横須賀

○SO HAPPY 大連|北方の良港と呼ばれる港街


葉山港新港 葉山港本港
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ひらり舞う蝶を追いかけ
白い帆を揚げて



風上に向かって走ることのできるヨット。



風の力に逆らいながら、その風の力を借りて進む姿は、

理論を聞いたことがあってもやはり不思議です。



帆が風を受けはじめ、艇が傾いたり揺れたりした時には、

デッキに備えられているデコボコを活用し、

動きやすく、寛ぎやすい体勢を取れるよう工夫されているそうです。



○新たな航海へ 「NADIEN5」お披露目会

○新たな絆から夢が膨らむグローバル人材

○新たな息吹に包まれる桜舞う頃


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霧の中にほのかに見える
道標

スロバキアの首都ブラチスラバ
ドナウ川にかかる新橋(Novy Most)


スロバキアの首都である同国最大の都市であるブラチスラバ。

一次世界大戦後オーストリア・ハンガリー帝国からチェコと合併するかたちで独立し、

その後、1993年1月1日にチェコスロバキアから独立したそう。



かつてはハンガリー王国の首都として栄え、

マリア・テレジアが居城としたブラチスラバ城があるそうです。



○マリア・テレジアが暮らしたというウィーン・シェーンブルン宮殿

○Bon Voyage 地球一周の旅へ


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Bratislava, the capital city of Slovakia

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荒れ狂う海に翻弄される
3隻の船

富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 葛飾北斎


江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の代表作といわれる

富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」。



「富嶽」は富士山を指し、各地から望む富士山の景観を描いているそう。



大波をともなう荒れ狂う海に翻弄される3隻の押送船(おしおくりぶね)。

押送船は当時の高速船だそうで、

鮮魚類を江戸へ輸送するために使用されていたそうです。



「神奈川沖浪裏」は、神奈川宿近辺の風景だったといわれ、

現在でいう横浜市神奈川区あたりといわれます。



○セール破損・エンジンストップ ハラハラドキドキ20時間のクルーズ

○Hayama Abuzuri Yacht Club 水難救助演習

○三浦半島に沿って相模湾から東京湾へ

○明治時代の別荘地 風光明媚な金沢八景


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信仰の対象と芸術の源泉
富士山

Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration


カンボジアのプノンペンで開催された第37回ユネスコ世界遺産委員会において、

富士山について審議が行われ、世界遺産一覧表に三保松原を含めて「記載」

することが決定されたそう。



※以下はユネスコ世界遺産委員会「評価の内容」
 文化庁報道発表 平成25年6月22日



独立成層火山としての荘厳な富士山の形姿は、

間欠的に繰り返す火山活動により形成されたものであり、

古代から今日に至るまで山岳信仰の伝統を鼓舞し続けてきた。



山頂への登拝と山麓の霊地への巡礼を通じて、

巡礼者はそこを居処とする神仏の霊能を我が身に吹き込むことを願った。



これらの宗教的関連性は、その完全な形姿として展望を描いた無数の

芸術作品を生み出すきっけかとなった富士山への深い憧憬、

その美しさへの感謝、自然環境との共生を重視する伝統と結びついた。



一群の構成資産は、富士山とそのほとんど完全な形姿に対する

崇敬を基軸とする生きた文化的伝統の類いまれなる証拠である。



○日本人の心を映す優美な富士

○打ち寄せる波間に神秘が漂う三保の松原

○日本三霊山の一つ立山

○時空を超える旅に出かける世界遺産


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船に乗り海を越えて



ヨットに乗って世界や日本一周、日本最西端の地・与那国島、

小笠原などに行っている人たちが身近にいることを知り、驚きました。



○船に乗り海を越えて、見たこともない未知へ

○夏の伊豆 ヨット・クルージング

○ハンマーの群れを追い求め、日本最西端の地 沖縄県与那国島

○非日常を通して生きる喜びに触れる「野外活動の役割」


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再び帰る港



朝早くから海に出ていたディンギー。

夕暮れを向かえ再び港に帰ってきます。



○開放的で自由な街に、心地よい風が吹きぬける OPEN YOKOHAMA


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果てない波のおさまり

逗子海岸の夕日


遠くに見えるほのかな光を頼りに霧の中を歩き、荒波を越えて、

母なる港に再び帰ってきた時にみる穏やかな海。




○三浦半島の自然を手軽に満喫できる遊歩道 逗子・二子山ハイキング

○湘南の景勝地「富嶽三十六景」相州江の島

○江ノ電に乗って古都鎌倉・湘南へ

○「生きる力」を奏でるクラシック


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Mendelssohn Calm Sea and Prosperous Voyage, Opus 27
メンデルスゾーン「静かな海と繁栄の航海」Op.27

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草木も揺れない伝説の霊鳥
鳳凰

日出鳳凰図(部分) 伊藤若冲 ボストン美術館


江戸時代中期、京都の青物問屋で生まれたという絵師、伊藤若冲。

写実と想像を巧みに融合させた「奇想の画家」として

曾我蕭白、長沢芦雪と並び称せられているそうです。




伊藤若冲が描いた日出鳳凰図。

伝説の霊長といわれる鳳凰の「鳳」は雄鳥を、「凰」は雌鳥を表しているそう。



羽を持つ動物の長であり、聖天子の治める平和な世にのみ姿を現すとされ、

鳳凰が飛ぶ時には、その徳によって雷も嵐も起こらず、河川も溢れず、

草木も揺れないといわれています。



○琳派を代表する絵師 尾形光琳

○本物の作品で日本の文化史がたどれる東京国立博物館

○世界の美術が凝縮されたメトロポリタン美術館


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花火の
打ち上げ台



仕掛けの準備をしている花火の打ち上げ台。

初めて身近に見ました。

船台の上にところ狭しと花火を打ち上げる筒が並んでいます。



プログラムごとに用意された花火玉がこの打上げ台から

空高く上がり、夜空に華開くのですね。



○絶好な眺望が楽しめる葉山

○心躍る軽快なリズム アメリカ軽音楽の巨匠 ルロイ・アンダーソン


花火打ち上げ台 移動中の
打ち上げ台
逗子湾に設置された
打ち上げ台
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徐々に人が集まってきている
逗子海岸



夕暮れを向かえ、花火見物のため徐々に人が集まり始めている逗子海岸。

逗子市の発表では、昨年度(平成24年)の人出は約10万人だったそうです。



○夏、真っ盛り、湘南の海


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花を肴にする
宴の準備も万全



すっかり日が暮れて、花火の時間が近づいてきました。

花を肴にする宴の準備も万全。



おいしい料理を食べながら、

楽しいひとときを過ごすことができましたこと感謝します。



○健康な心身を培い、豊かな人間性を育む「食育」


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鎮魂・慰霊や五穀豊穣を願う
花火



江戸時代前期に始まったといわれる花火。

もともとは鎮魂・慰霊や五穀豊穣を願った祭礼行事だったそう。



○豊穣の秋 ブドウとワインの里 山梨県勝沼

○天高く馬肥ゆる秋 実をつけて燃え、生を喜ぶ季節


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参  考  情  報


○葉山鐙摺ヨットクラブ - Hayama Abuzuri Yacht Club

○葉山港公式ホームページ

○逗子市観光協会

○公益社団法人 日本煙火協会

○インキュベーション|国立国語研究所

○インキュベーションの虚と実|DIAMOND ONLINE

○海を渡る蝶 アサギマダラ 2007年5月号 NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

○アサギマダラを調べる会 - 大阪市立自然史博物館

○アサギマダラの不思議な旅|八ヶ岳の東から

○在スロバキア日本国大使館 - 観光情報

○日本チェコ協会/日本スロバキア協会

○文化庁

○Museum of Fine Arts, Boston

○伊藤若冲作品のある美術館・神社 [美術館] All About

○文芸ジャンキー・パラダイス

○フリー百科辞典Wikipedia

○NADIEN5

○ハナミズキ 作詞:一青窈 作曲:マシコタツロウ 唄:一青窈

○精神分析とユング心理学 放送大学

○私にとって夢は自然そのものであって、騙そうというような意図を
 備えたものではなく、丁度、植物が出来る限り成長し、動物が
 出来る限り餌を求めるように、まさにできる限り何かを言い表すものである。
 Jung 1961

○新米ヨットマンのためのセーリングクルーザー虎の巻 舵社

○伊藤若冲 小林忠 新潮日本美術文庫


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