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「迷信」の中を彷徨う 三浦半島の自然 大楠山 |
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| 大楠山 | 雨量観測所 | 猿島 | 小田和湾 | 草迷宮 | スタンドアップハドル・サーフィン | | 前田川遊歩道 | ハイキングコース | ジャコウアゲハ | お菊虫 | バーベナ | サルビア | | 一本の木 | ラベンダー | ホウジロ | 菜の花 | 衣笠城址 | 衣笠山公園 | 衣笠商店街 | | JR衣笠駅 | 海上自衛隊横須賀地方隊 | 護衛艦カレーナンバー1グランプリ | 砕氷艦「しらせ」 | | 参考情報 | |
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三浦半島最高峰 大楠山 |
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大楠山 山頂展望台 | |||
三浦半島最高峰、242mの大楠山。 山頂からは三浦半島を見渡し、伊豆半島、富士山、箱根連山、 伊豆大島、房総半島と360度の一大パノラマがひろがります。 ○三浦半島の海と自然に触れて ○つながりの森|自分が人生の主人公 |
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水害から街を守る 大楠山レーダー雨量観測所 |
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大楠山頂からみた相模湾方面 | |||
眼前に建つ白い塔は「大楠山レーダー雨量観測所」だそう。 国土交通省が全国26ヶ所に設置した雨量を測定する施設で、 関東地方をカバーする4ヶ所のうちの1つとの事。 レーダーアンテナから発射された電波を雨にあて、 跳ね返される強さを計算して雨の量を測定し、 河川管理や天気予報などに活かされているといいます。 ○江ノ電に乗って古都鎌倉・湘南へ ○潮風が駆け抜ける海辺を楽しむ湘南スタイル |
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東京湾に浮かぶ無人島 猿島 |
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大楠山頂からみた東京湾・房総半島方面 | |||
東京湾唯一の自然島という猿島(写真左側に見える島)。 日蓮宗(法華宗)の宗祖・日蓮上人が、 房州(現千葉県)から鎌倉へ渡る途中、 嵐に逢い舟の進む方向さえもわからなくなってしまったそのとき、 一匹の白猿がどこからともなく現れて舟の舳に立ち、 この無人島へと案内されたことで無事に難を逃れた伝説から 「猿島」と名づけられたといいます。 近年では、旧陸・海軍の要塞として利用され、 一般人の立ち入りが禁止されていたため、 豊富な自然や歴史遺産が残されているといいます。 ○鎌倉・長勝寺にある辻説法姿の日蓮聖人像 ○日蓮聖人が説法を行った場所 日蓮辻説法跡 ○説法を行っている日蓮が描かれた絵画|辻説法 下村観山 ○東身延と呼ばれる本覚寺 |
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稚魚生育の宝庫 小田和湾 |
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三浦半島西岸に位置し、相模湾に開口する小田和湾には、 アマモの群生があるといいます。 群生は魚介類の産卵・育成の場として、 アオリイカの卵が産みつけられたり、 幼・稚魚の群れが遊泳しているのが見られるそうです。 ○アオリイカの群れに出会った伊豆・海洋公園 ○水中生物の中で優れた視覚をもつというアオリイカ ○小田和湾に隣接する陸上自衛隊 武山駐屯地 |
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彷徨する青年 草迷宮 |
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美しい海岸景色 立石 | |||
立石公園には、 明治後期から昭和初期にかけて活躍したという小説家、 泉 鏡花(いずみ きょうか)の文学碑があります。 ○草迷宮(くさめいきゅう) 大崩壊(おおくずれ)の巌(いわお)の膚(はだ)は、 春は紫に、夏は緑、秋紅(あきくれない)に、冬は黄に、 藤を編み、蔦(つた)を絡(まと)い、鼓子花(ひるがお)も咲き、 竜胆(りんどう)も咲き、尾花(おばな:ススキ)が靡(なび)けば 月も射(さ)す。 ○小説「草迷宮」 幼な子の昔、亡き母が唄ってくれた手毬唄。 耳底に残るあの懐かしい唄がもう一度聞きたい。 母への憧憬を胸に唄を捜し求めて彷徨(ほうこう)する青年が たどりついたのは、妖怪に護られた美女の棲む荒屋敷だった。 泉鏡花は、幼い頃に母を亡くし、幼心に強い衝撃を受けたといいます。 その作品は、亡母憧憬(ぼうもしょうけい)を基底に 浪漫と幻想の世界を小説や戯曲という形で紡ぎだしてきたそう。 32歳の時には健康を害し、逗子に移り3年半に亘り療養した泉鏡花。 後に刊行した小説「草迷宮」は、この地が舞台だったそうです。 ○大地に宿る命 移ろい行く時の狭間に力の限り咲く花 ○おとぎ話で語り継がれてきた母性の否定的側面 ○三浦半島の自然を手軽に満喫できる遊歩道 二子山ハイキング |
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ハワイで生まれたという スタンドアップハドル・サーフィン |
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秋谷海岸 | |||
1960年代にハワイ・ワイキキで生まれたという スタンドアップパドル・サーフィン(SUP)は、 大きなサーフボードの上に立ち、パドルを使って漕ぐそうです。 安定性があり波に乗りやすいことや、波がない時でもカヤックのように 楽しめること、サーフィンに比べ水に濡れにくく寒さを感じにくいこと、 また、バランスを取ることによるエクササイズ効果があることも 魅力なのだそうです。 ○潮風が駆け抜ける楽園 ハワイ・オアフ島 ○透明度が高い三浦半島 油壺シーカヤック ○夏、真っ盛り、湘南の海 |
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さわやかな風、清らかな水 前田川遊歩道 |
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大楠山のきれいな沢の水や湧き水などからなる清流、前田川。 自然環境の残された数少ない河川のひとつだそうで、 四季を通じて河川敷内の『緑とせせらぎの潤い空間』を満喫できる 遊歩道が整備されています。 |
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4つのコースがある 大楠山ハイキングコース |
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前田橋コース | |||
大楠山に続くハイキングコースは、 「大楠芦名口コース」「前田橋コース」「塚山・阿部倉コース」 「衣笠コース」の4つのコースがあるそうです。 今回は、相模湾側から始まる前田橋コースにて大楠山を目指し、 衣笠コースを下り東京湾方面に抜けます。 |
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妖艶な蝶 ジャコウアゲハ |
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ツツジとジャコウアゲハ | |||
赤いツツジの花の蜜を吸う、 黒く妖艶な雰囲気漂うジャコウアゲハ。 成虫は麝香(じゃこう、ムスク)のような匂い (フェニルアセトアルデヒド)を発散していることから、 こう呼ばれているそうです。 体内には毒を持ち、そのことをアピールするかのように 外観は目立つ色彩(警戒色)をしており、 鳥などに食べられるのを防いでいるといいます。 ○海を渡る蝶 アサギマダラ |
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「お菊虫」とも呼ばれる ジャコウアゲハ |
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お菊虫 絵本百物語 竹原春泉画 | |||
ジャコウアゲハは別名「お菊虫」とも呼ばれているそう。 「お皿がいちま〜い」のフレーズでも知られる怪談話、番町(播州)皿屋敷。 彦根藩士・孕石(はらみいし)家の侍女として奉公に上がった 足軽の娘 お菊は、そこで若く独身であった政之進に出会い、 身分を超えて愛し合うようになります。 しかし、政之進には父が生前に結婚の約束を交わした婚約者がいました。 不安にかられるお菊。 お菊は、政之進の本心を確かめようと、将軍家から拝受し、 孕石(はらみいし)家に代々伝わる家宝、白磁の皿の1枚を故意に割ってしまいます。 心試しに故意に皿を割ったことを知った政之進は逆上し、 刀の柄に手をかけますが、 自分の煮えきらぬ態度がお菊をここまで追い込んでしまったと悟り、 奥の間に篭(こも)ってしまいます。 お菊は、愚かな事をしてしまったと悔い、自分は浅はかな女だったと知り、 井戸にその身を投げ果てたといいます。 お菊が身を投げた古井戸にいたというジャコウアゲハの幼虫。 侍女の怨念が幼虫と化した虫とされ、「お菊虫」と呼ばれたそう。 ○魔女・山姥の殺害 心理的な分離・独立 ○山姥の伝説|成長しようとする自我の無意識への旅 ○座敷童子に誘われて 遠野の四季 |
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いつしか交わり合えることを願い 迷信の中を彷徨い続ける |
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バーベナ | |||
一年草と多年草があるというクマツヅラ科のバーベナ。 花言葉は「勤勉」「忍耐」「家族の和合」。 紫色の花言葉は「迷信」、 白色の花言葉は「私のために祈ってください」だそう。 宗教上において神聖な花ともいわれ、 紫に囲まれる白いバーベナを見ていると、 「いつしか親しみをもって交わり合えることを願い(私の祈り・家族の和合)、 多くの「迷信」の中を彷徨(さまよ)いながら、 忍耐強く励み続ける姿(勤勉)」が浮かんできます。 ○彼は死に勝ち甦る、神への感謝・賛美 オラトリオ「メサイア」 ○巡り会うまで待ち続ける強靭な心 ミツマタ ○光は闇の中で輝く|世代とジェンダーを越えて発展する ○未知を歩き、心を満たしてゆく上高地 |
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治療という語源がある サルビア |
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サルビア レウカンサ(メキシカンブッシュセージ) | |||
「サルビア(Salvia)」は、ラテン語で「治療(salvare)」を意味し、 健康増進の薬効があるといいます。 ハーブの一種である「サルビア レウカンサ」のレウカンサは、 「白い花」という意味だそうで、晩夏から晩秋にかけて、 赤紫色や紫色の萼の中に、白や紫のビロード状の花を咲かせるそう。 「サルビア レウカンサ」の花言葉は、家族愛だそうです。 ○ひらり舞う蝶を追いかけ白い帆を揚げて ○ありのままの自分|Here I stand and here I'll stay |
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1本の木を育てようとする時、 私はその木がどのくらい大きくなるかを知らない |
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樹齢約2000年 丹沢山地(神奈川県)で最も大きいといわれる樹木 箒杉 |
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○「1本の木を育てようとする時、私はその木がどのくらい大きくなるかを知らない。」 カルミナ・プラーナの作曲としても知られる、カール・オルフ。 オルフが伝えたかったことは、テクニックや理論ではなく、 音楽を通じて、自分やまわりの事を知ること、音楽の演奏を創る中で、 自分を育て、自分の生き方を見つけていくことだったそう。 ○その人本来の力、可能性を引き出す フロイト : あなたは、人を治せると本当に思えないのですか シュルツ : ええ、でも庭師がするように その人の成長を妨げるものを取り除く事はできます フロイト : それなら、私たちは話が合うだろう 「精神分析」を創始したという精神科医のフロイト、 「自律訓練」を創始したという精神科医のシュルツは、 こんな話を交わしたそうです。 ○おお運命の女神よ カルミナ・ブラーナ ○誰もが自分の中にその存在を認めるエディプス・コンプレックス ○神奈川の屋根 丹沢山地 |
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「洗う」という語源がある ラベンダー |
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「ウサギの耳」のような ラベンダー エイボンビュー | |||
「香りの女王」とも呼ばれるラベンダー。 「ラベン」はラテン語で「洗う」というを意味があるといいます。 ○命から生まれた嘆き・希望・美しさ 世界の民族音楽 ○花びらが幾重にも重なる魅力的な花 ラナンキュラス |
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Whisper of the Heart 耳をすませば |
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ホウジロ | |||
日本では広く分布しているというホウジロ。 耳を澄ませば、いつも身近に鳴いていたことに気がつきます。 ○雄大な空の旅をする渡り鳥 ○混迷の中から新たな絆を紡ぐ |
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ホオジロの鳴き声 | |||
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大楠平に咲く 菜の花 |
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楠山山頂手前にある大楠平には、春は菜の花が一面に咲き、 ハイカーの目を楽しませてくれます。 ...が、しかし、この年はリスにだいぶ食べられてしまったそうで、 一面の菜の花とはいきませんでした。 ○いちめんのなのはな ○相模湾を見渡す高台に咲く菜花|湘南にのみや ○河津桜と菜花の共演 |
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三浦半島に勢力を張った三浦一族の本城 衣笠城址 |
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平安時代に始まるという三浦一族。前九年の役(1051〜1062)に参戦し、 その恩賞として与えられたこの地に城を築いたといいます。 その後、源頼朝に加勢し平家追討に功をあげた三浦一族は 鎌倉幕府内でも重要な位置を占め、勢力を伸ばしますが、 1247年、北条氏、安達氏との勢力争いに敗れ、衣笠城は廃城になったそう。 ○150年の歴史に幕を閉じた鎌倉幕府終焉の地 |
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桜の名所として知られる 衣笠山公園 |
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桜の名所として知られる衣笠山公園。 1907年(明治40年)に、日露戦争の戦死者を慰霊するために 記念碑を建て桜が植えたそう。 そのさくらは今では約2000本になり、 春の「衣笠さくら祭」は大勢の人でにぎわうそうです。 ○新たな息吹に包まれる桜舞う頃 |
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地域の人々に愛される商店街 衣笠商店街 |
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衣笠商店街は、横須賀市衣笠栄町に位置し、 JR横須賀線「衣笠駅」より衣笠十字路交差点までの車道をはさむ 歩道アーケードとJR横須賀線沿いにあるアーケードモールをいうそう。 住宅地区に囲まれ、近隣には病院や学校もあり、 地域の人々に愛されてきた商店街だそうです。 |
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JR横須賀線 衣笠駅 |
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JR横須賀線の駅、衣笠駅。 下り線のお隣駅は、横須賀線の終着駅である久里浜駅、 上り線のお隣駅は横須賀駅です。 |
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四面を海に囲まれた日本を守る 海上自衛隊横須賀地方隊 |
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護衛艦「あしがら(左) ちょうかい(中央) くらま(右)」 | |||
JR横須賀駅に近接する場所にある海上自衛隊 横須賀地方隊。 日本の表玄関とも称すべき最も重要な海域の防衛や 伊豆七島、小笠原諸島の警備、南極輸送を含む海外派遣艦艇の支援、 機雷を除去する爆発物処理、災害派遣などを担っているそうです。 ○日本最大の軍港都市として発展した よこすか |
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護衛艦カレーナンバー1グランプリ in よこすか |
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海上自衛隊横須賀地方総監部 | |||
海上自衛隊では、変化の少ない洋上でも曜日感覚を掴むため、 毎週金曜日はカレーライスを食べる習わしがあるといいます。 横須賀地方総監部で開催された「護衛艦カレーナンバー1グランプリ in よこすか」は、2013年に佐世保での開催に続いて2回目になるそう。 当日は、護衛艦12隻、補給艦1隻、訓練支援艦1隻と 横須賀潜水艦部隊が勢揃いし、 護衛艦「あしがら」と「こんごう」では内部一般公開が行われました。 グランプリの結果は以下だそうです。 ○第1位 潜水艦部隊 濃厚味わいカレー ○第2位 護衛艦「ちょうかい」 ちょうかい特製シーフードカレー ○第3位 護衛艦「くらま」 内閣総理大臣喫食カレー ○横須賀市長賞 護衛艦「こんごう」 チキンカレー ○国内・地域および世界の平和と繁栄を願う自衛隊 |
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地球環境と宇宙の窓 南極域から探る地球温暖化 |
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砕氷艦・南極観測船「しらせ」 | |||
海上自衛隊横須賀地方隊に編成されているという砕氷艦「しらせ」。 ちなみに、防衛省では「しらせ」を「砕氷艦」と呼ぶそうですが、 文部科学省では「南極観測船」と呼んでいるそう。 平成22年から27年の南極地域観測計画では、 「南極域から探る地球温暖化」をテーマに、 地球環境問題の解明を通じた人類の未来への貢献、 国際社会における我が国への信頼と我が国の発信力向上、 国民に対する科学理解、環境教育への寄与を期待しているそうです。 ○石橋を叩けば渡れない|初代南極観測船 宗谷 ○未来を創ることを共に考える日本科学未来館 |
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【海外派遣】 しらせ氷海を行く (第54次南極地域観測協力行動) 海上自衛隊 |
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