雄大な空の旅をする渡り鳥

各国にて大切にされている国際親善大使


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雄大な空の旅
渡り鳥

クロズル


食物や繁殖のために雄大な空の旅をするという渡り鳥。



日本を基準にしてみた場合、

夏にシベリアなどで繁殖した鳥が冬を日本で過ごす「冬鳥」、

冬を東南アジアなどの温かい地で過ごし、夏を日本で過ごす「夏鳥」、

そして日本には留まらず通過する「旅鳥」の3種類に分けることができそうです。



○大空高く舞い上がる|日本の空の歴史 JAL SKY MUSEUM


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1万キロを超える旅をするという
ハチクマ

タカ科 夏鳥


タカ科に属するハチクマは、東南アジア方面から日本に

5月に渡ってくる代表的な渡り鳥で、日本では巣をつくり、卵を産み、

子育てをして、秋にまた南に戻っていくといいます。



慶應義塾大学特任教授である樋口広芳先生のプロジェクトでは、

9月中下旬から10月はじめころに本州の繁殖地を出発し、

ジャワ島のタシクラヤマに辿りつく1万kmを超える旅を明らかにしているそうです。



○海を渡る蝶 アサギマダラ


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南に向けて
繁殖地の安曇野を出発

万水川


北アルプスの山麓にのどかな田園地帯が広がる安曇野。

秋、子育てを終えたハチクマは、南に向けて出発するそう。



○駆け足で通り過ぎる信州の秋

○未知を歩き、心を満たしてゆく上高地

○いちばん美しい夏に出会う|自然と文化の宝庫 信州


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アルプスを越えて

ラムサール条約に登録されている弥陀ヶ原(立山)


飛騨山脈(北アルプス)の北部に位置いる立山は、

人々の信心をかきたてきた山岳信仰の山だそう。



立山の標高約1,600〜2,100mに広がる弥陀ヶ原高原は、

水鳥の生息地として貴重な湿地として「ラムサール条約」に登録されているそうです。



○空と雲に出会い光を浴びて天上につながる場所 立山

○懐かしい風景が残る茅葺き屋根の里 飛騨白川郷


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明貿易の中継基地として栄えてきた
福江島

流しソーメンを楽しめるという香珠子(こうじゅし)海水浴場


長崎県に位置する五島列島最大の島、福江島。



長野県安曇野を飛び立ったハチクマは、

この福江島まで1週間強ほどで渡ったっていたといいます。



福江島は、古くから遣唐使船の最終寄港地、対明貿易の中継基地として、

また五島藩のお膝元として栄えた島であり、

現在も五島の政治・経済・文化・観光の中心地となっているそう。



○異国情緒漂う街 長崎

○球美の島、久米島|中継貿易の寄港地として栄えた美しき島


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福江島から東シナ海を越えて
中国へ

中国で三番目に大きい湖 太湖


福江島から東シナ海を越えて中国大陸へ。

途中、島影もない700qを渡ったそうです。



太湖は、江蘇省と浙江省の境界にある中国で三番目に大きな淡水湖だそう。



○中国最大の経済圏 上海

○SO HAPPY 大連|北方の良港と呼ばれる港街


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中国からベトナムへ

ハロン湾 世界遺産


安曇野を出発したハチクマは2週間強を経てベトナムへ。



中国との国境近く、ベトナム北部にあるハロン湾。

海から突き出た無数の島影が、幻想的で迫力のある景観を造り出しています。



○中国・南寧から電車でベトナム・ハノイへ

○混沌とした中に躍動感があふれるベトナム


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ベトナムから
タイへ

ワット・プラ・マハタート アユタヤ 世界遺産


ベトナムからラオスを経てタイへ。



バンコクから鉄道やバスで一時間ほどの場所にある古都アユタヤは、

1351年にウートン王によって建都されてから、

1767年にビルマ軍の攻撃で破壊されるまでの417年間、

アユタヤ王朝の都としてタイの中心であり続けた都市だそうです。



○12世紀の古都アユタヤ


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マレー半島を抜けて

鷹が象徴となっているランカウイ


出発から約1ヶ月強にはマレー半島を経てマレーシアへ。



マレー半島西海岸のアンダマン海に浮かぶランカウイ島は、

太古の森とエメラルドの海に囲まれたリゾートアイランド。



鷹が象徴となっています。



○心を癒すマングローブ・カヤック ランカウイ


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約2ヶ月、1万キロの旅を経て
最終地ジャワ島へ

ウジュン・クロン国立公園 世界遺産


マレーシアからシンガポール、スマトラ島を経て、

インドネシア ジャワ島にある最終地タシクマラヤへ。



どこ国でも大切にされているという鷹。

約2ヶ月、1万kmにわたる雄大な空の旅は、まるで国際親善大使のようです。



インドネシア ジャワ島にあるウジュン・クロン国立公園は、

熱帯亜林の生態系を形成し、ジャワサイなどの珍しい動物の生息地となっているそうです。



○時空を超える旅に出かける 世界遺産


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国内旅行をする
サシバ

新潟から沖縄・石垣島へ渡るサシバ(夏鳥)


タカ科に属するサシバは、主に日本国内を旅する渡り鳥だそう。



新潟などの本州中部以北で繁殖した後、長野から愛知や滋賀を越え、四国から九州へ。

その後、屋久島・徳之島・沖縄本島などの島々を経由して、

石垣島まで渡っていることが知られているそうです。



○島人のおもてなし|自然を歩いて、おいしく旅する石垣島


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シベリアからやってくる
ハクチョウ

冬鳥


渡り鳥としてよく知られているというコハクチョウ。



冬、ツンドラに属するシベリア北のコリマ川から、

日本に渡ってくることが解っているそうです。



○たおやかに熟成してきた白神の時間


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渡り鳥の国際空港
釧路湿原

ラムサール条約に登録されている釧路湿原


日本最大の湿原といわれる釧路湿原。



タンチョウやオオハクチョウなどの野鳥をはじめ、

多くの野生生物の生息地になっているそうです。



○秋の北海道・道東

○北海道・ニセコ カヌー&ネイチャーハイキング

○凝縮された尾瀬の季節


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渡り鳥の国際空港
ツルの飛来地 出水

ツルが飛来する鹿児島県出水市の田園


鹿児島県北西部に位置する出水市。

毎年10月から11月にかけて1万羽のナベツル、3千羽のマナズルの他、

クロズル、アネハズルなど多くの鶴が飛来するそうです。



○鹿児島のシンボル 活きている桜島


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戦争からつくられた渡り鳥の楽園
非武装地帯(DMZ)

板門店 韓国側の見学拠点「自由の家」


第二次世界大戦の後、韓国と北朝鮮に分断されたという朝鮮半島。

その後の朝鮮戦争を経て軍事境界線(38度線とも)を定めたそうです。



軍事境界線の南北には4kmの非武装地帯では、

人が立ち入れないことや経済活動ができないことにより、

ハチクマなどの渡り鳥の楽園になっているそう。



○朝鮮王朝の王都 韓国ソウル


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鳥の上から鳥を追う
気象衛星を活用しての調査



以前は、渡り鳥に足環などをつけた後、飛来先で捕獲して調査していたそうですが、

捕獲が難しいことや政治的理由により捕獲しても情報がもらえないなど

の問題があり、追跡調査は難しかったといいます。



現在では、鳥に小型の発信機をとりつけ気象衛星NOAAにより

鳥の軌跡を追うことができるようになり、

これまで点と点であったものが一本の線で捉えることができるようになったそう。


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60億qに及ぶ旅をしたという
はやぶさ

小惑星探査機「はやぶさ」の模型


2003年に打ち上げられたという小惑星探査機「はやぶさ」。


2年後の2005年に小惑星「イトカワ」に到達し、

表面の測定やサンプル収集を試しみたそうです。



それから5年後の2010年、60億qの旅を経て大気圏に再突入した「はやぶさ」は、

サンプルの入ったカプセルを切り離し、自らは大気圏に燃え尽きていったそう。



○大地に宿る命|移ろい行く時の狭間に力の限り咲く花


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はやぶさ帰還

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600万年の旅をしてきたという
人類

人類がニ足歩行した記録 ラエトリ遺跡


約600万年前にアフリカの森林で誕生したという人類。



木の上で生活していた「初期猿人」から進化した「猿人」の仲間は、

直立二足歩行を発達させ、草原に進出したそう。



その後、およそ220万年前に「猿人」から「原人」に進化し、

約180万年前、アフリカからユーラシアの暖かい地域に広がっていったといいます。



○人間を超えた存在に出会い、畏れかしこむ

○人と人・人と自然との共存から未来を紡ぐ|Life is a Journey

○光る海に霞む船の汽笛を遠くに聞きながら


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Enigma - Return To Innocence

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参  考  情  報


○生物多様性センター(環境省 自然環境局)

○ハチクマ渡り公開プロジェクト|慶應義塾大学SFC研究所生物多様性研究・ラボ

○樋口 広芳 Hiroyoshi Higuchi

○日本野鳥の会 Wild Bird Society of Japan

○安曇野市ホームページ

○立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド

○魅力いっぱい!ながさきの「しま」!|長崎県

○五島市観光協会

○太湖

○アユタヤ | タイ国政府観光庁

○マレーシア政府観光局公式サイト

○釧路湿原国立公園連絡協議会

○出水市観光協会 ツル情報

○気象衛星センター | Meteorological Satellite Center

○JAXA|宇宙航空研究開発機構

○JIM-NET [ジムネット] 鎌田實 チョコ募金 日本イラク医療支援ネットワーク

○エルシステマジャパン(elsistemaJapan)
 音楽でつないでいこう、すべての子どもたちの豊かな未来のために。

○フリー百科辞典「Wikipedia」

○特別講義 渡り鳥の旅を追う 放送大学

○比較行動学 ヒト観の再構築
 放送大学客員教授・京都大学大学院教授 藤田和生 先生

○「はやぶさ」が挑んだ人類はじめての往復の宇宙飛行
 その7年間の飛行のあゆみ 2013年1月 はまぎんホール
  ・講師 川口 淳一郎 氏
  ・独立行政法人宇宙航空研究開発機構シニアフェロー
  ・宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系教授
  ・元小惑星探査機はやぶさプロジェクトマネージャー
 ・産業人材育成フォーラム「成功へ導く 個性と閃き 信頼と忍耐」
 ・神奈川県立産業技術短期大学校 人材育成支援センター

○この国とこの星と私たち「はやぶさ」と日本人のこころ
 2012年7月 パシフィコ横浜

  ・講師 宇宙工学者 的川泰宣 氏
  ・横浜商工会議所「会員の集い」


○これからの日本の進路とグローバル人材
 2013年9月 神奈川県立産業技術短期大学校

 ・神余隆博講師
  関西学院大学副学長
  元日本政府国連代表部大使
  前駐ドイツ大使
 ・神奈川県立産業技術短期大学校
 ・職業能力開発推進協議会 主催講演会


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