凝縮された尾瀬の季節

厳しくも豊かな自然が見せる横顔


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尾瀬沼湖畔からの
景色

燧ケ岳(ひうちがたけ)を望む


湿原に浮かぶ湖、尾瀬沼。



視界を遠くに移すと、

日本百名山に指定されているという美しい山、燧ケ岳(ひうちがたけ)を望み、

湖畔が鏡のように山々や空を映し出します。



尾瀬沼は、燧ケ岳の噴火により沼尻川がせき止められ出来た湖で、

日本でも有数な高地にある湖の一つだそうです。



○未知を歩き、心を満たしてゆく上高地

○風が吹き抜ける森と湖 大沼


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尾瀬 ニッコウキスゲの季節 HD

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凝縮された尾瀬の季節



半年以上を積雪に閉ざされる尾瀬。


5月中旬から10月中旬ごろまでの約5ヶ月間という凝縮された季節は、

芽を吹くよろこびのとき、花を咲かせ命輝くとき、実をつける燃えるとき。


そしてまた、新しい生命をはぐくむ閉ざされたときにかえっていくそう。



○春風、肌に心地よい季節、芽吹きの春

○我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか


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はるかな尾瀬|夏の思い出 

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大江湿原を
のんびり散策



緑深い針葉樹林やブナ林を抜けると、

これまで遮られていた視界が一気に広がります。



本州最大といわれる尾瀬の湿原には、

季節ごとの多様な花々が生息し、山間からは鳥たちの声が響き渡ります。



○日本最大の広さといわれる釧路湿原


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尾瀬の夏を代表する花
ニッコウキスゲ



尾瀬の夏を代表する花、ニッコウキスゲ。



7月中旬から8月上旬にかけ、湿原一帯を黄色く染め、

爽やかな青空に一層映えます。



ニッコウキスゲはユリ科の多年草で、ゼンテイカ(禅庭花)とも呼ばれるそう。



○富士を望む高原の花畑

○歴史と自然に彩られた日光


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花が美しい、それに気づく心が美しい
オトメユリ



宮城県・新潟県・福島県周辺にしか自生していないという日本特産の植物、

オトメユリ(乙女百合)は、絶滅危惧種に指定されているそう。



花言葉は 「私の心の姿」「飾らぬ美」「純潔」。



○飾らない美しさ 透かし百合

○内面の美が備わった花 芍薬

○深く、恐ろしく真実を語るものであれ、オーギュスト・ロダン


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口笛を奏でる
ウソ



スズメ目に分類されるというウソ(鷽、Pyrrhula pyrrhula)。



名の由来は口笛を意味する古語「うそ」から来ており、

口笛のような鳴き声を発することから名付けられたそう。



ウソ(鷽)は、切手デザインのモデルになっているそうです。



○森林の中に響くコゲラのドラミング


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尾瀬沼の玄関口
沼山峠



尾瀬沼の玄関口、沼山峠。



これから向かうためにストレッチやトイレなどの身支度をしている人々、

既に下ってきて、水場で顔や手を洗い寛いでいる人々などで賑わっています。



○緑の小路を通り抜けて 天園ハイキングコース


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ハイキングの始まり



急坂で始まる沼山峠の登山口。

ここからハイキングが始まります。



○贅沢な空間・大切な時間、西丹沢・檜洞丸トレッキング


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緑深い
針葉樹の森を通り抜けて



高山植物の宝庫としても有名な尾瀬では、

高等植物(根・茎・葉に分化し体制の発達した植物)だけでも

900種類を超える植物が確認されているそうです。


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仏の装身具に似ていることから名づけられたという
ガクウラジロヨウラク



高原に咲くというツツジ科の花、ガクウラジロヨウラク。



萼(がく・花弁)の裏が白く、

花の様子が仏像が身につけている装身具である瓔珞(ようらく)に

似ていることから名づけられたそう。


また、ツリガネツツジとも呼ばれているそうです。


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銀色に輝く植物
ギンリョウソウ



深い森の中で足元に目を向けると、

日が届きにくい薄暗い場所に、銀色に輝く植物がひっそりと生息しています。



腐生植物の一つだというギンリョウソウ(銀竜草)は、

別名ユウレイタケとも呼ばれているそうです。


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沼山峠展望台からの景色



登山口から約20分歩くと、

視界がひらけた沼山峠展望台に着きます。



目の前に広がる樹林帯の向こうに尾瀬沼が垣間見えます。


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ゴゼンタチバナ



登山道でみかけるミズキ科の多年草、

ゴゼンタチバナ(御前橘)。



加賀白山の最高峰「御前」から由来しているそう。


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アカモノ



花が咲き終わると赤い実をつけるというアカモモ。

その赤く甘い実、アカモモ(赤桃)から名づけられたそうです。


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緑の森から湿原へ



緑深い針葉樹林やブナ林を抜けると、

これまで遮られていた視界が一気に広がります。



湿原の入口には登山者数を調査しているという

ゲートが設置されてました。



○ニセコ カヌー&ネイチャーハイキング


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宮中で用いられたという檜扇に似ている
ヒオウギアヤメ



本州では高山の湿地に自生しているというヒオウギアヤメ。



葉の出方が、古くは宮中などで用いられた

檜の薄板を重ねた扇である檜扇(ヒオウギ)に似ることから由来するそう。



○穏やかで優しげな風情 花菖蒲

○東洋一を誇るという花菖蒲、水郷佐原水生植物園


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ワタスゲ



ふわふわとした白い綿をつけるワタスゲ。

高原の風に誘われタンポポのように飛んでゆき、広く交わります。


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爽やかな風が吹き抜ける
避暑地



標高1,600メートル程に位置する避暑地、尾瀬。

初夏の空模様の下では、爽やかな風が吹き抜けます。



○いちばん美しい夏に出会う、自然と文化の宝庫 信州


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千鳥が飛び立つ姿
ハクサンチドリ



ラン科の高山植物、ハクサンチドリ(白山千鳥)。



石川県と岐阜県に跨る白山で発見され、

花を千鳥が飛び立つ姿に見立て、この名前がついたそうです。


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レンゲツツジ



群馬県の県花に指定されているというレンゲツツジ。

緑の中に赤い花が映えます。



○色鮮やかな花を咲かせる、つつじ・しゃくなげの小路


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みなもを流れる



大江湿原を潤す小川のその透き通ったみなもには、

空をゆっくりと流れる雲を映し出します。



○みなもに浮かぶ神秘な美しさ 睡蓮

○自然豊かな那珂川をカヌーで


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未来に引き継ぐ大自然
国立公園



四季折々の美しい風景を楽しむことができる日本。


色とりどりに咲く高山植物の花畑、新緑を映す静かな湖、

紅葉に彩られた渓谷、雪を頂きそびえ立つ峰々...



優れた自然の風景を、次の世代、さらにまた次の世代も

楽しむことができるよう2012年現在、30の国立公園が指定されているそうです。



尾瀬は、平成19年(2007年)に29番目の国立公園に指定されたそう。




○富士箱根伊豆国定公園の景勝地 城ヶ崎・伊豆高原

○丹沢大山国定公園に指定されている丹沢山地


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ラムサール条約に登録されている
尾瀬

ダイサギ


ラムサール条約は、複数の湿地を移動する渡り鳥などの生き物や、

その生態系を国際的に守るために作られたものだそうです。



尾瀬は湿原生態系としての価値が評価され、

2005年11月にラムサール条約湿地として登録されたそう。



2010年2月2日現在、ラムサール条約締約国は159ヶ国、

登録湿地数1,886ヶ所、その合計面積は約185,156,612ha に及ぶそうです。



○ラムサール条約に登録されているガンジンダム自然公園


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オゼヌマアザミの蕾



尾瀬に咲くというアザミ。


今にも弾けそうな蕾は、

厳しく自然環境の中、短い夏に向けて精一杯華開きそうです。



○花を忘れまい

○移ろいゆく時の狭間に咲く瞬間の華、桜舞う頃


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ヤナギトラノオ



寒冷地の湿原に生える多年草、ヤナギトラノオ(柳虎の尾)。

細長く黄色の花を多数咲かせる形状、虎の尻尾のようです。


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尾瀬沼ビジターセンター



尾瀬沼ビジターセンターは昭和59年に環境省によって設置されたそう。



尾瀬ついての情報提供や、

巡回、植生復元などの自然を守るための活動を行っているそうです。


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尾瀬沼の売店



尾瀬沼ビジターセンターのお隣りにある売店。



飲み物やスナックのほか、ピッケルなどの登山用品、

写真集・画集・絵はがきなど尾瀬の思い出の品などを扱っています。


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尾瀬に初めて開設したという山小屋
長蔵小屋



1890年(明治23年)、

尾瀬に初めて開設した山小屋だという長蔵小屋(チョウゾウゴヤ)。



山小屋創設者の平野長蔵氏から代々、平野家は尾瀬の環境保護に奔走してきたそう。


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尾瀬の環境保全に奔走したという
平野家一族の墓

ヤナギランの丘


尾瀬沼の畔の大江湿原の北川にある小高い丘は、

ヤナギランの丘と呼ぶそう。



晩夏にヤナギランが咲くこの丘には、

長蔵小屋創設者の故平野長蔵夫妻とその一族が眠っているそうです。


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尾瀬沼ヒュッテ



福島県檜枝岐(ひのえまた)村営の尾瀬沼ヒュッテ。

ヒュッテはドイツ語で登山者などのための山小屋のことを指すそう。



施設前のウッドテラスからは東北以北一の高山「燧ケ岳」が一望でき、

大自然のパノラマが広がります。



また、キャンプ場が併設されているそうです。


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安定した水の流れをつくる
水源かん養保安林



森は木材を供給するだけでなく、水をはぐくみ、災害を防ぎ、

心に安らぎや潤いを与えるなど重要な働きがあるそうです。



水源かん養保安林は、

その流域に降った雨を蓄えてゆっくりと川に流すことで、

洪水や渇水を防止し、安定した水の流れを確保しているそうです。



○丹沢の自然をもっと身近に、自然再生の現場を訪ねて


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参  考  情  報


○尾瀬へようこそ

○尾瀬保護財団

○尾瀬沼ライブカメラ|インターネット自然研究所

○尾瀬沼畔 長蔵小屋

○檜枝岐村営〜尾瀬の観光施設〜

○尾瀬花ナビ

○植物の多様性を知る・守る・伝える筑波実験植物園

○BIRD FAN | 日本野鳥の会

○サントリーの愛鳥活動|サントリー

○国立公園 -National Parks of Japan- || 環境省

○林野庁/保安林制度

○ラムサール条約と条約湿地|環境省

○尾瀬を歩こう るるぶ

○尾瀬ハイキングマップ

○野外セルフガイド 財団法人尾瀬保護財団

○マナーを守って楽しい登山 尾瀬国立公園 環境省

○尾瀬この花・このコース 杣田美野里 文化出版局

○尾瀬 燧ガ岳 至仏山 花畑日尚

○花も美しい、月も美しい、それに気づく心が美しい 円覚慈雲

○美しいものを美しいと思えるあなたの心が美しい 相田みつを

○座禅和讃(さぜんわさん)

○四弘誓願文(しぐせいがんもん)


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