花を忘れまい


北条時宗が開いた北鎌倉の座禅道場
円覚寺


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花を忘れまい

紫紺野牡丹(シコンノボタン)


花が咲いている、精いっぱい咲いている、

私たちも、精いっぱい生きよう。



○青松閑和 平成23年度版 −花を忘れまい−

○平成23年 第76回 夏期講座講本 無門関 大本山円覚寺



○今を生きる...

○花に囲まれる季節

○空から日本を見てみよう 鎌倉駅−北鎌倉 円覚寺 YouTube


シコンノボタン モントブレチア
ひめひおうぎすいせん
ルドベキア
タカオ
ヤマユリ
(ホウライジユリ)

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北鎌倉駅から円覚寺までは
徒歩約1分

円覚寺の最寄駅 JR横須賀線 北鎌倉駅


円覚寺の最寄駅、JR横須賀線・北鎌倉駅。

駅から円覚寺の総門までは約1分と目と鼻の先にあります。

(というより横須賀線は円覚寺の敷地内を走っている)



JR横須賀線は元々、横須賀軍港と首都東京を結ぶ

国防上の必要から明治22年に東海道線の支線として開通したそうです。



昭和2年、北鎌倉駅は夏場だけの臨時駅として設けられたそう。



○日本最大の軍港都市として発展した横須賀


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臨済宗大本山
円覚寺

JR横須賀線の踏切を渡ると、総門に続く石段があります


円覚寺は、

元(中国)との2度にわたる戦い(元寇:げんこう)で

亡くなった敵も味方も含めた兵の菩提を弔うため、

宋(中国)の禅僧・無学祖元を招き、

鎌倉幕府・第八代執権 北条時宗が創建したそうです。



○約150年の歴史に幕を閉じた鎌倉幕府終焉の地

○戦国時代の武将、小田原北条の菩提所 早雲寺


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緑生い茂る総門



山ひだ深くに入り込んだ谷、

谷戸(やと)に伽藍(がらん)を配置している円覚寺。



山の樹々が覆いかぶさるように生い茂っています。



○風か吹き抜ける森と湖 大沼の白樺

○鎌倉・明月院の花菖蒲


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解き放たれた境地に至る
三門



三門は、

悩みや迷いなどから解き放たれ境地に到達する解脱

に至る3つの方法、三解脱門(空・無相・無願)を象徴しているそうです。



○宗派を問わない刹那、信州善光寺


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静寂に矢の放たれる音が響く
桂昌庵



総門を通り抜け、直ぐ右にある桂昌庵(けいしょうあん)。

閻魔をを祀っていることから閻魔堂ともいわれるそうです。



桂昌庵には弓道場があり、静寂に矢の放たれる音が響きます。



○鎌倉八幡宮の流鏑馬


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夏目漱石が起居した
帰源院

帰源院の山門


円覚寺の塔頭、帰源院(きげんいん)。



28歳だった夏目漱石は、

健康や仕事への不安からうつ気味となり、帰源院に起居したそう。



小説「門」は、この時の体験をもとに書かれたそうです。



○鎌倉ゆかりの文学者の直筆原稿などが展示されている鎌倉文学館


帰源院の山門 境内の様子
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天井に白龍が描かれている
仏殿



仏殿の正面には、宝冠を頭上に戴いた

華厳の釈迦とも呼ばれる「宝冠釈迦如来坐像」が鎮座しています。



その天井には、前田政邨が監修し、

弟子の守屋多々志が揮毫したとされる白龍の図があります。



以前は参拝することができませんでしたが、

2011年よりお参りできるようになったそうです。



○建長寺・法堂の天井に描かれた「雲龍図」


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居士林(済蔭庵)



居士林は、在家信者のための坐禅道場だそうです。

建物は、柳生流の剣道場を移築したものだそう。



○居士林だより


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松嶺院


第百五十世叔悦禅懌(しゅくえつぜんえき)の塔所、

松嶺院(しょうれいいん)。



作家有島武郎の「或る女」の後編はここで書かれたそうです。



墓地には、往年のスターと呼ばれた佐田啓二氏、

ベルリン国際映画際優秀女優賞を受賞した田中絹代氏。

作家の開口健氏が眠るほか、

オウム真理教の被害者坂本弁護士が眠っているそうです。



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龍隠庵



第百二世大雅省音(たいがしょういん)の塔所、

龍隠庵(りゅういんあん)



高台にある庭にはハスが咲き、

その向こうに居士林の茅葺、仏殿が見えます。



○潮の香りに包まれた静かな休日、江ノ電に乗って古都鎌倉・湘南へ


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毎年、夏期講座が開催される
方丈



方丈は、

元々は住職の居間として活用されていたところだそうです。



例年7月に方丈で開催されている円覚寺の夏期講座。

各領域の第一線でご活躍されている方々のお話を聴く事ができます。



○2010年 第75回夏期講座

○2009年 第74回夏期講座

○2008年 第73回夏期講座


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2011年
第76回夏期講座

8:30〜9:30 9:45〜10:55 11:10〜12:20
@ 無門関提唱
円覚寺派管長
横田南嶺 老師
鎌倉で過ごした青春時代
−放送史の舞台裏−
放送タレント
前田武彦先生
残された一つの命の尊さ
 −しっかり生きなきゃ−
エッセイスト
海老名香葉子先生
A 人を育てる、人に育てられる
−柔道を通して学んだ
     これからの生き方−
東海大学体育学部長
山下泰裕先生
よく生き よく笑い よき死と出会う

上智大学名誉教授
アルフォンス・デーケン先生
B 語りは心の絵画
語り部
平野啓子先生
私にとっての日本文化
 −その魅力と普遍性−
文化庁長官 近藤誠一先生
C これからのメディアのあり方

国際ジャーナリスト
野口修司先生
巨人軍はなぜ無敵だったのか
  −個性派球団の苦悩−
プロ野球名球会・代表取締役
柴田勲先生


2011年夏期講座の講師のお一人は、

青春期を鎌倉アカデミアで過ごし、

放送タレントとしてご活躍されている前田武彦先生でした。



お話を聴講したばかりだったのに、

お亡くなりになったとお聴きし驚きました。



講座の締めくくりでは、

「私はまだまだ死にませんよ。またお会いしましょう。」

とおっしゃっていたのが印象的です。



心よりご冥福をお祈り申し上げます。



○新しい時代の教育を目指す自立大学「鎌倉アカデミア」があった光明寺

○お世話になった方の散骨式

○安らかに、ケラマの海の一時は...永遠に


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名勝庭園として知られる
妙香池



正伝庵のほとりに佇む名勝庭園、

妙香池(みょうこうち)。



円覚寺創建当時から参禅する者をみ守ってきたそうです。



正伝庵は、禅の研究・普及に努めた仏教学者、

鈴木大拙が起居したところでもあるそうです。



○正伝庵に起居した鈴木大拙が眠る東慶寺

○歴史を紐解きながら、自然に触れる庭園、三渓園


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釈迦の遺骨を安置する
舎利殿

神奈川県唯一の国宝建造物だそう


塔頭・正続院の中にある舎利殿。



舎利殿には、鎌倉幕府3代将軍・源実朝が

南宋から請来したと伝える釈迦の遺骨を安置した厨子があり、

その左右には地蔵菩薩像と観音菩薩像が立っているそうです。



通常は非公開ですが、時期によって特別公開されています。



また、舎利殿の奥には、

円覚寺を開山した無学祖源のお墓がある開山堂が佇み、

厳粛な雰囲気に包まれたた空間であるそうです。



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円覚寺の開基、北条時宗公の廟所
佛日庵



佛日庵は、

円覚寺の開基、8代執権・北条時宗の廟所として創建され、

9代執権・貞時、14代執権の高時もここを廟所としているそうです。



境内には、梅や白木蓮が咲き、

川端康成の小説「千羽鶴」の舞台となった茶室「烟足軒」が建っています。



○ノーベル文学賞を受賞された作家、川端康成氏の終の棲家

○安田財閥・安田善助氏の茶室、松滴庵


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如意庵



如意庵は、円覚寺二十四世明巌正因大達禅師の塔所だそう。




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足利尊氏に帰依を受けていた夢想疎石の塔所
黄梅院



円覚寺境内の最奥にある黄梅院。



足利尊氏に帰依を受け、

五山文学に貢献した夢想疎石の塔所で、

関東における夢想派の拠点となったそう。



さらに室町幕府2代将軍足利義詮の遺骨が分骨されたことにより、

足利家の菩提寺の性格も帯びたそうです。



○夢想疎石の作庭、書院庭園の起源ともなった石庭


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日本を代表する映画監督
小津安二郎氏のお墓



日本を代表する映画監督・小津安二郎氏は、北鎌倉に眠っています。

墓石には「無」の文字が。



○北鎌倉の谷戸にひっそり佇む小津監督の住処跡

○小津監督の作品を生み出した松竹大船撮影所跡


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鋳物師のプロ集団
物部一族が鋳造した洪鐘(おおがね)

国宝


鋳物師(いもじ)のプロ集団、物部(もののべ)一族の

物部国光が鋳造したといわれる大鐘(おおがね)。



円覚寺では洪鐘(おおがね)と呼ばれているそうです。


建長寺、常楽寺とともに鎌倉三名鐘と呼ばれています。



○建長寺の大鐘(国宝)


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鎌倉の山々を見渡す
弁天堂茶屋



円覚寺の高台に建つ弁天堂の脇にある茶屋、

弁天堂茶屋。



北鎌倉の山々、富士、駆け込み寺ともいわれる東慶寺

などを見渡すことができる絶好のロケーションがあります。



静寂に包まれた縁台に腰をかけて、

ところてんやおしるこなど甘味でゆっくりなごめます。



○潮風が駆け抜ける祇園山ハイキングコースの展望台

○鎌倉市街・相模湾を眺望する十王岩の展望


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弁天堂茶屋から見た東慶寺



円覚寺派のお寺、東慶寺。



女性に離婚する権利がなかった時代、

東慶寺に駆け込めば寺の発動による強制離婚ができたことから、

東慶寺は「駆込寺」「縁切寺」として知られ、

明治まで女性救済の役割を担ってきたそうです。



四季の花が彩る境内には、

本堂、鐘楼、茶室「寒雲亭」、寺宝を展示する松ヶ岡宝蔵、

松ヶ岡文庫などが建っています。



○東慶寺 お寺deコンサート「ディジュリドゥと尺八と和太鼓のコラボレーション」


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参  考  情  報


○臨済宗大本山 円覚寺

○居士林だより

○鎌倉ぶらぶら

○鎌倉紀行 鎌倉ハイキングと観光ガイド

○平野啓子オフィシャルサイト

○これまでの学習履歴

○空から日本を見てみよう 鎌倉駅−北鎌倉 YouTube

○青松閑和 平成23年度版 −花を忘れまい−

○平成23年 第76回 夏期講座講本 無門関 大本山円覚寺

○修養聖典 大本山円覚寺蔵版

○人はみな仏である―白隠禅師坐禅和讃・一転語 朝比奈 宗源 春秋社

○もう死んでもいいのですか ありがとう 足立大進 春秋社

○よく生きよく笑いよき死と出会う アルフォンス・デ−ケン 新潮社

○外交官のア・ラ・カルト 近藤誠一 かまくら春秋社

○古寺を巡る 35 円覚寺 小学館ウィークリーブック

○改訂版 鎌倉観光文化検定 公式テキスト 鎌倉商工会議所

○或る女 有島武郎 新潮文庫

○一房の葡萄 有島武郎 角川文庫

○スポーツ実況アナウンサー・ジャーナリスト 染谷恵二氏


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