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旅人が歩いたかけらを拾いに 歴史の面影を残す宿場町 木曽路 馬籠宿・妻籠宿 |
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| 馬籠宿 | 坂の宿場町 | 観光としての使命へ | 馬籠脇本陣史料館 | 藤村記念館 | | 桝形 | おやき | 五平餅 | トウキビ | 春の訪れ、ツバメの姿 | 恵那山 | | 妻籠宿 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 鯉ヶ岩 | 口留番所跡 | 高札場 | | 妻籠宿本陣 | 脇本陣奥谷 | 人馬会所 | うまや | 妻籠宿の桝形 | | ほんのひと時佇む刹那 | 里山の桜 | 光徳寺 | 南アルプス | 参考情報 | |
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中山道43番目の宿場町 馬籠宿 |
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渓斎英泉「木曽街道六十九次・馬籠」 | |||
※「夜明け前」 島崎藤村より 木曽路はすべて山の中である。 あるところは岨づたいに行く崖の道であり、 あるところは数十間の深さに臨む木曽川の岸であり、 あるところは山の尾をめぐる谷の入口である。 馬籠は木曽11宿の一つで、この長い渓谷の尽きたところにある。 西よりする木曽路の最初の入り口にあたる。 そこは美濃境にも近い。美濃方面から十曲峠に添うて、 曲がりくねった山坂をよじ登って来るものは、高い峠の上の位置にこの宿を見つける。 街道の両側には一段ずつ石垣を築いてその上に民家を建てたようなところで、 風雪をしのぐための石を載せた板屋根がその左右に並んでいる。 宿場らしい高札の立つところを中心に、 本陣、問屋、年寄、伝馬役、定歩行役、水役、七里役(飛脚)などより成る 百軒ばかりの家々が主な部分で、まだそのほかに宿内の控えとなっている 小名の家数を加えると60軒ばかりの民家を数える。 荒町、みつや、横手、中のかや、岩田、峠などの部落がそれだ。 そこの宿はずれでは狸の膏薬を売る。 名物栗こわめしの看板を軒に掛けて、従来の客を持つ御休処もある。 山の中とは言いながら、広い空は恵那山のふもとの方にひらけて、 美濃の平野を望むことのできるような位置にもある。 なんとなく西の空気も通って来るようなところだ。 ○中山道六十九次、34番目の宿場町 奈良井宿 ○中山道の起点 日本橋 ○中山道の終点 京都 |
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坂の宿場町 | |||
江戸日本橋を起点として京都まで続いた中山道六十九次。 馬籠(まごめ)宿は43番目の宿場町だそう。 中山道の難路、木曽路の最南端に位置し、 全長600mの石畳の坂道に沿って、宿場時代の面影を残しています。 ○飛騨高山の古い町並み ○街と街、人と人、そして文化と文化を結んだ交易路 シルクロード |
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宿場から観光としての 使命へ |
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当時、行き交う人で賑わったという宿場町は、 明治25年に木曽川沿いに国道が開設、 さらに明治45年には国鉄中央線が全面開通することにより、 宿場としての使命を終えたそうです。 その後、高度成長期頃から島崎藤村の生地として脚光を浴び、 地域が活気を呈してきたそう。 ○経済都市から観光都市に移り変わったという小樽 |
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郵便局 | |||
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高貴な身分の宿泊所 脇本陣 |
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馬籠脇本陣史料館 | |||
江戸時代、本陣の予備的施設として設けられたという脇本陣。 本陣だけで泊まりきれない場合などに利用されたそうです。 本陣は、大名や旗本、幕府役人などの宿泊所として利用され、 一般旅客は泊まれなかったそうですが、 脇本陣は、空いている時は一般旅客も泊まることができたそうです。 |
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島崎藤村の生家跡に建てられたという 藤村記念館 |
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馬籠(現 岐阜県中津川市)出身の詩人・小説家、島崎藤村。 代表作に、日本自然主義文学の到達点とされる「家」、 姪との近親姦を告白した「新生」、 父をモデルとした歴史小説の大作「夜明け前」などがあるそうです。 ○島崎藤村・晩年の住処 大磯 |
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島崎藤村 | |||
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外敵から守るために造られたという 桝形 |
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右下に見える道が桝形(ますがた) | |||
桝形(ますがた)は、外敵から宿場町を守るために造られたそうで、 城郭建築の桝形を模したのだそうです。 馬籠宿の街道の桝形は直角に二度折り曲げてあり、 この部分の山手側は切り土になっています。 |
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信州の名産 おやき |
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信州名産のおやき(お焼き)は、 野沢菜やしめじ、かぼちゃ、粒あんなどを小麦粉に包み焼いたものだそう。 家庭の囲炉裏ばたで焼いて食べたことから「おやき」の名がつきたそうです。 |
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ご飯を潰して味噌で焼いたという 五平餅 |
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つぶしたごご飯に味噌をつけ食べる五平餅(ごへいもち)。 長野県木曽・伊那地方から岐阜県東濃・飛騨などに伝わる郷土料理だそう。 米が貴重であった時代、 ハレの食べ物として祭りや祝いの場で捧げられ、食べられていたそうです。 |
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軒先のトウキビ | |||
イネ科に属し、特に山村の大切な食物であったといトウキビ。 トウキビは収穫すると軒先に干し、その後、臼で挽いて食べたそうです。 トウキビ米は、温かいうちは食べやすいのだそうですが、 冷えると喉を通りにくく、雑炊などにして食べたそう。 ○清・明時代の皇帝が五穀豊穣を祈った天檀 |
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春の訪れ ツバメの姿 | |||
ツバメは冬を東南アジアで過ごし、2月下旬になると、まず九州南部にやってくるそう。 そして3月下旬までには関東以西の広い範囲で見られるようになるそうです。 ○森林の中にドラミングが響くコゲラ ○河津桜にとまるメジロ ○冬の沖縄の海に現われるザトウクジラ |
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馬籠宿から見える 恵那山 |
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馬籠宿から見える恵那山(えなさん)。 恵那山は、中央アルプス(木曽山脈)の最南端の山だそうです。 ○贅沢な空間・大切な時間 西丹沢・檜洞丸トレッキング |
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中山道42番目の宿場町 妻籠宿 |
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木曾街道六拾九次 妻籠 歌川広重 | |||
中山道六十九次、42番目となる宿場、妻籠宿は、 中山道と伊那街道が交叉する交通の要衝として 古くから賑わいをみせていたそうです。 ○いちばん美しい夏に出会う、自然と文化の宝庫 信州 |
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日本初の 重要伝統的建造物群保存地区 |
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全長500m、江戸時代にタイムスリップしたような町並みは、 昭和51年に初めて国の重要伝統建造物保存地区に選定されたそうです。 ○金沢にある3つの茶屋街 |
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恋物語をささやいたという伝承が残る 鯉ヶ岩 |
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鯉ヶ岩は、中山道名三石の1つで、 大きな鯉の形をしていることから名づけられたそうです。 ○鯉城と呼ばれた広島城 |
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各藩が設置したという関所 口留番所跡 |
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自藩の境界や交通の要所などに設置した番所(警備などのために設置された場所) のことを、口留番所(くちどめばんしょ)と呼ぶそうです。 また、江戸幕府が設置した番所の中で、 「関所」の要件を満たさない小規模なものは、「口留番所」と呼ばれたそう。 ○江戸を守る重要な機能を担ったという箱根関所 |
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官報掲示板の役割を担ったという 高札場 |
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高札場(こうさつば)は、 幕府や領主の最も基本的な法令を書き記した木の札(高札)を掲示した施設であり、 江戸時代6万を越える全国の村々に存在していたそうです。 多くの人々の目に触れるように、村の中心や主要な街道が交錯する交差点といった 人通りの多い場所に設置されることが多かったそう。 |
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島崎藤村の母の生家という 妻籠宿本陣 |
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ここは島崎藤村の母の生家で、 最後の当主は藤村の実兄だったそうです。 ○諸大名や公家などが宿泊した品川宿本陣 |
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島崎藤村の初恋の人が嫁いだという 脇本陣奥谷 |
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国重要文化財 | |||
現在は、南木曽帳町博物館にある脇本陣。 博物館には、 藤村の初恋の人で後に林家に嫁いだおゆふさんの愛用品や、 絶筆となった藤村の貴重な資料が展示されています。 |
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旅客に人馬を提供する 人馬会所 |
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宿場は、公用の旅客に人馬を提供するのが第一の仕事だったそう。 人馬会所(じんばかいしょ)では、 人足の指図や荷物の割振りを行っていたそうです。 ○日本初の洋式競馬場が残る根岸森林公園 |
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人馬の準備が義務つけられていた 宿場 |
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厩(うまや) | |||
宿場では、 次の宿場まで荷物を届けるために必要な人馬を用意しなければならなかったそう。 この制度は伝馬制と呼ばれ、 荷物を出発地から目的地まで同じ人や馬が運ぶのではなく、 宿場ごとに人馬を交替して運んだのだそうです。 |
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妻籠宿の桝形 | |||
妻籠宿にある桝形。 町の史跡に指定されているそうです。 |
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ほんのひと時佇む 刹那 |
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「刹那」というのは、仏教の言葉で極めて短い最小単位のことを指すそう。 長い歴史を重ねてきたという宿場。そんな場所に華がひと時佇みます。 ○花を忘れまい 北条時宗が開いた北鎌倉の座禅道場 円覚寺 |
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厳しさに耐え、一足遅い春を優雅に彩る 里山の桜 |
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尾又橋 | |||
1ヶ月の間咲き誇るという信州の桜。 厳しい寒さに耐え、一足遅い春を風雅に彩る山里の桜に出会いました。 ○新たな息吹に包まれる桜舞う頃 ○春風、肌に心地よい季節 芽吹きの春 |
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臨済宗妙心寺派のお寺 光徳寺 |
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妻籠宿を見下ろす高台に立つ古刹、臨済宗妙心寺派の光徳寺。 人力車の祖型といわれる車付駕籠が見られるそうです。 ○臨済宗妙心寺派の大本山、妙心寺 |
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日本第二位の高峰・北岳を擁する 南アルプス |
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白峰三山(農鳥岳・間ノ岳・北岳) | |||
長野・山梨県・静岡県に跨って連なる南アルプス(赤石山脈)は、 木曽山脈(中央アルプス)・飛騨山脈(北アルプス)とともに日本アルプスと呼ばれるそう。 北岳(きただけ)の標高は3,193mで、日本第二位の高峰だそうです。 ○日本人の心を映す優美な富士 ○光と水と緑の郷 安曇野 |
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参 考 情 報 | |||
○馬籠観光協会 -中山道 木曽路 馬籠宿- ○藤村記念館公式ホームページ - 藤村記念館へようこそ ○岐阜県中津川市公式ウェブサイト ○妻籠観光協会 -木曽・中山道 妻籠宿- ○南木曽町博物館 |中山道 妻籠宿 ○長野県南木曽町 ○いい旅いい宿見つけよう -信州の旅.com- ○さわやか信州旅.net ○木曽路.com ○南アルプス国立公園 || 環境省 ○@恵那山へようこそ ○登山初心者のための日本アルプス登山ルートガイド ○登山情報--日本のアルプス ○山梨県南アルプス市WEBサイト ○江戸時代の宿場の役割|物流博物館 ○平成中山道六十九次ひとり旅 ○中山道入門|Jackとでかけよ ○フリー百科事典「Wikipedia」 ○バードリサーチ/Bird Research ○若いツバメ - 語源由来辞典 ○東海道への誘い|国土交通省 関東地方整備局 横浜国道事務所 ○道のエコミュージアム・東海道2峠6宿 駿河歩人(するがあいんど) ○中山道 馬籠宿案内略図 観光案内所 ○中山道 妻籠宿案内図 妻籠観光協会 ○「春一番」中津川を楽しむ旅 中津川市観光センター ○季刊誌木曽路 2012春 木曽地域広域観光振興プロジェクト会議 ○中山道を歩く 中山道六十九次・街道宿場ガイド 横山正治 学研M文庫 ○夜明け前 島崎藤村 岩波文庫 |
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