小さな想いを秘める
スミレ

Viola mandshurica


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ありあけすみれ
有明菫



春になると野山などの道端に小さく可憐な花を咲かせる、スミレ。



名前の由来は、

花の形が大工さんが使う墨入れに似ていたからともいわれるそう。



○丹沢の野山に咲くスミレ

○春風、肌に心地よい季節 芽吹きの春


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ありあけつくしすみれ
有明筑紫菫



「ありあけつくしすみれ」は、

「ありあけすみれ」と「つくしすみれ」の交雑種だそうです。



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二色咲あつばすみれ
厚葉菫



万葉集に詠まれるスミレ。

「春の野にすみれ摘みにと来し我ぞ野をなつかしみ一夜寝にける」

万葉集 山部赤人



春の野にスミレを摘みに来た私であったのに、野の慕わしさに一夜過ごしてしまった。


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きりがみねすみれ
霧ヶ峰菫



スミレの花言葉は、「誠実」「小さな幸せ」だそうです。


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おおばきすみれ
大葉黄菫



ギリシア神話に登場するスミレは、

全能の神ゼウスが妻ヘラにみつかりそうになった愛人のイオを

白い牝牛に姿を変えさせた際に、食べ物として与えたと伝わるそうです。



○全能の神ゼウスが娘アテナに与えた盾、イージス


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りゅうきゅうしろすみれ
琉球白菫



1429年から1879年にかけて沖縄本島を中心に存在した琉球王国。

隣接する明・清と鎖国政策の日本の間にあって、

東シナ海の地の利を生かした中継貿易で大きな役割を果たしたそう。



1609年に薩摩藩の侵攻を受け、薩摩藩による実質的な支配下に入ったそうです。




そんな琉球に咲いた「りゅうきゅうしろすみれ」は、

「ありあけすみれ」のの南方型変種だそうです。



○琉球の島々を納めた首里城


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やえやますみれ
八重山菫



沖縄の南西、

石垣島や西表島、小浜島、黒島などからなるという八重山地方。



そんな南方で育ったスミレだそうです。



○八重山の中心地、石垣島


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いりおもてすみれ
西表菫



「いりおもてすみれ」は、

西表島がある八重山諸島に分布する固有種だそうです。



沖縄では東西南北を、東から太陽が昇って、西に落ちることから、

東は「あがり」、西は「いり」、そして南は「はい」、北は「にし」と呼んだそうです。



○西表島、マングローブの森


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ビオラ・ソロリア



スミレ属(Viola)には、

スミレ、パンジー、ヴィオラなど種をが含まれているそうです。



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おおすみそう



キンポウゲ科スハマソウ属の花、おおすみそう。

野山に小さな花を咲かせます。



○移り行く景色に時間を忘れる霊峰大山


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参  考  情  報


○神奈川県立フラワーセンター大船植物園

○すみれの部屋@花の写真館 インターネットすみれ図鑑

○花の名前 花図鑑

○目で感じる万葉世界


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