ぱいぬ島ストーリー


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昔ながらの沖縄の街並みが残る竹富島

南 国 ま で 5 時 間


○川平マンタスクランブルがある石垣島、

○昔ながらの沖縄の町並みが広がる竹富島、

○イリオモテヤマネコが棲息する西表島(いりおもてじま)、

○NHKの連続ドラマ「ちゅらさん」でも舞台になった小浜島(こはまじま)、

○日本最南端の波照間島(はてるまじま)、

○日本最西端で台湾に程近い与那国島(よなぐにじま)



大小18の島々で構成された八重山諸島は、

東京から南西へ約2,100q、沖縄本島から約460q、

中国大陸との距離は約440q、台湾へは約200qの場所にあるそうです。



八重山諸島は

沖縄の言葉で「ぱいぬ」と呼ばれているそう。



石垣空港に到着



八重山 海の玄関口



八重山の離島、

竹富島・西表島・波照間島・黒島・小浜島・新城島へは、この石垣港から渡るそうです。



離島への玄関口



人口より水牛の方が多いという
竹富島



石垣港から船で10分程の竹富島。

5.4uの小さな島に来ました。



竹富島には昔ながらの沖縄の風景があり

文化財にも指定されているそうです。


島が小さいので島内観光は専ら自転車。



島には、たくさんの亜熱帯植物と白い砂の道、

昔ながらの沖縄の町並み、

そして透明度が高く青いビーチがありました。



島の人口は約300人。

島には竹富小・中学校があり現在24人の生徒がいるそうです。

(2002年現在)



島の中に「なごみの塔」という人一人しか登れない小さな展望台があります。


そこから見る島はとてもきれいでした。


昔ながらの
沖縄の街並み
なごみの塔



竹富島の海と花(ブーゲンビリア)




○濃淡な紅の花を咲かせるサルスベリ



ブーゲンビリア 西表国立公園
コンドイ園地



マンタがホバーリングするという
マンタ・スクランブル





以前、日本でマンタが見れるポイントといったら

西表島と小浜島の間にあるヨナラ水道だったそうですが、

ここ10年ほどはだいぶ遭遇率が落ちたそうです。



現在マンタと言えば、一番有名なのがこの川平石崎マンタ・スクランブル。



数年前にマンタスクランブルでマンタに発信器をつけて

追跡調査が行われましたが、

水深20m程のマンタスクランブルから移動して水深40mほどを

長い時間推移した後、最大170mまで潜った事が解っています。



○マンタに逢える沖縄石垣島 川平石崎マンタスクランブル




イルカ? クジラ?
石垣の海で出会ったオキゴンドウの群れ



ボートでの帰り、何隻かの船が一カ所に集まっていました。


なんだべさ?? 

よーく見ると水面に時より頭を出している物体があちらこちらに...


ん!? イルカの群だ!!


と思ったら「オキゴンドウだ!」 という声が横から??

な、な、なにー!! オキゴンドウ??...クジラ??



よ〜くよくみると頭の形がちと違うぞ。

オキゴンドウは、イルカのような細長い頭ではなく丸い形をしています。



ちなみにイルカとクジラは共にほ乳類で、

目安として4m以上のものをクジラ、

以下のものをイルカと分けているそうです。



○冬の沖縄の海に現われるザトウクジラ




マングローブの森



石垣港から船で約40分の西表島。



西表島は沖縄県では本島に次ぐ2番目に大きな島。

島の約90%が亜熱帯原生林で覆われているそうです。



マングローブは熱帯・亜熱帯の淡水と海水が入り交じるところに

生息している樹木の総称だそう。



日本には7種類のマングローブがあり、

代表的なのがメヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギで、

西表には全てが生息しているそうです。



そのマングローブの中をカヤックに乗って出発!

目指すは県内で一番の落差(55m)があるピナイサーラの滝。

意味は「白い髭」だそう。



○心を癒すマングローブ・カヤック マレーシア・ランカウイ


ピナイサーラの滝



強くたくましく



■カヤッキングからトレッキングへ



 川の上流に到着。

 カヤックを係留して今度は歩いて登っていきます。



■他の木に巻きつき、ゆくゆくは折ってしまうマメ科のツタ


 ジャングルの中を歩いていると、

 いたるところにターザンが掴まっていそうなツタがあります。



 ツタの行方を追っていくと木の周りをグルグル巻き付きながら上の方に行ってる。

 途中から他の木に渡って、またその木で巻き付いて上を目指している。


 何で??


 たくさんの植物が密生しているジャングル。

 植物は日の光を浴びて他の植物よりさらに高くなろうとします。



 このマメ科のツタも日の光を浴びようとして、

 他の木に巻き付きながら上を目指しています。



 巻きついた木が低かったり、日の光があたりずらいと、

 ツタは他の木に移って巻き付いていきます。



 上に行くのに邪魔になると、

 今まで巻き付いていた木を引っ張って折ってしまうのだそうです。



 なのでジャングルの中で見られるツタを巻いた木は、

 ゆくゆく滅び行く運命にあるだそうです。



■可愛いクマノミも意外と大変!?


 ダイバーに人気のクマノミも実は結構シビアな世界にいるそう。



 一つのイソギンチャクに数匹のクマノミが共生しているけど、

 家族ではないそうです。



 クマノミは常に強いものがメスで、

 そのメスが死ぬと次に強いオスがメスに転換するそう。


 メスになれたものだけが子孫を残すことができるのだそうです。



○神々の棲む森 やんばるマングローブ・カヤック




ニシダサーラの滝



ピナイサーラの滝から、ニシダサーラ上流の滝を目指します。



ジャングルの中には天然記念物のイリオモテヤマネコ、

セマルハコガメ、カンムリワシが棲息しているそうです。



途中、大型のコウモリ「ヤエヤマオオコウネリ」が飛んでいました。





ポットホール



ニシダサーラの滝近辺の岩は、一枚の大きな岩でできていて、

こういうところを「カンビレー」と呼んでいるそうです。



カンは”神”を表し、ビレーには”座”という意味で、

神の座として昔から神聖な場所だそう。



その一枚岩の所々に穴ぽっこが空いてる。

はたまたなんじゃこりゃ??



この穴は、上流から石が水によって運ばれてきて、

岩のくぼみにひっかかります。



本流の横では水がうずを巻き、少しずつ削っていきます。

そのうち石自体も削れてなくなり、

次の石がまたその穴にひっかかって大きくなってきたものでした。



こういう穴の事をポットホールと呼んでいます。

ポットホールは長〜い年月をかけてできた自然の建造物なのだそうです。


ポットホール インストラクターの
山下さん



ヤマネコのウ○コを探せ!



西表といって、直ぐに思い浮かぶのがイリオモテヤマネコ。


元々西表は中国大陸と陸続きだったそう。


それが海によって隔たれた時に、一部のヤマネコが島に残され

独自の進化を遂げたものがイリオモテヤマネコだそうです。


中国大陸にいるヤマネコはベンガルヤマネコと呼ばれています。



イリオモテヤマネコは夜行性の動物で、

また広い島の中に100匹前後しか棲息していない為、

ほとんど見る事はできません。



ヤマネコのフンを見れば生態がちと解るかもしれないということで、

フンを探す事に。



○神奈川・逗子 神武寺ショート・トレッキング




絶滅が心配されるイリオモテヤマネコ


現在棲息している約100頭というのは、

今後イリオモテヤマネコが生きていくぎりぎりの数と言われています。



イリオモテヤマネコの生存を脅かしている主な原因として


(1)農地や牧場造成などによる生息場所(すみか)の減少

(2)交通事故

(3)よそから持ち込まれたノラネコや他の移入動物との競合や病気感染


などがあげられているそうです。




潮が引いた間に



マングローブの森をぬって流れる川は

潮の満ち引きが6時間毎に繰り返されています。



さっきまではカヤックで漕いでこれたところも、

潮が引きカヤックを降りて引っ張っていきます。



この潮が引いた間にたくさんの生物が活動を始めます。

片方のハサミが大きい(オスのみ)カニの仲間シオマネキや

ムツゴロウの一種ミナミトビハゼなど。



マングローブは年中緑の葉っぱをつけている常緑の木ですが、

年がら年中葉っぱを落としています。



この葉っぱに特別な意味があって、

マングローブは海水濾過(ろか)機能をもっていて、

一番古い葉っぱに海水と排泄物を蓄えて黄色くなり落としていくそうです。



その落ちた黄色い葉っぱを食べている生き物もいます。

巻き貝の仲間キバウミニナです。



満潮の時は水の中でじっとしていて、

干潮になるとその時に落ちたマングローブの葉を食べています。



また、何万という数のミナミコメツキガニが食事をしていました。



泥を口に含みその中から養分を吸収して

泥は小さなダンゴのような形で排泄しています。

何万という数がいるので一面小さな泥ダンゴだらけ。



この後潮が満ちてくるとダンゴは崩れ、

また新たな養分が潮によって運ばれてきます。


潮が引きカヤックを
引っ張っていく
潮が引きカヤックを
引っ張っていく
ヤエヤマヒルギ
の根
マングローブの葉を
食べるキバウミニナ



朝のビーチで



朝起きて目の前にある月が浜のビーチに出かけました。

冬で朝早いという事もありビーチには僕たち以外誰もいませんでした。



海を見渡すと小さな島々が点在しています。

浜にさす太陽の光が気持ち良かった。




マリユドゥ・カンビレーの滝



県内最大の川、内浦川。

内浦川河口から船に乗り、マリユドゥ・カンビレーの滝を目指しました。



船の終点「軍艦岩」からはトレッキングで滝を目指します。



ここから島の反対側に抜けることができます。

反対側までは距離で約20km。

歩き続けて8時間かかるそうです。



反対側に行くには充分な装備が必要で、さらに島に届け出る必要があります。

本当はついて行きたい気分でした。



西表では今マングローブの群生が減少傾向にあるそうです。

その理由は毎年たくさん訪れる観光客をボートで運ぶときに、そのボートの波で

砂が浸食されているからだそうです。



たくさんの人に来て欲しい反面、自然も守っていかなければなりません。

何を境にするか難しい問題に直面しているのです。


同じ様な悩みは小笠原でもあるようです。


マリユドゥの滝 カンビレーの滝 内浦川 船の終点 軍艦岩



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今回の日程

2001 12/30 横浜 → 石垣島 → 竹富島 石垣泊
12/31 石垣 マンタスクランブルでダイビング → 西表島 西表泊
2002  1/ 1 西表 ピナイサーラ カヤック&トレッキング 西表泊
 1/ 2 西表 マリユドゥ・カンビレー トレッキング → 石垣島 → 那覇 那覇泊
 1/ 3 那覇 → 横浜  
 

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