外部環境の変化



1.外部環境変化に関する公的情報の抜粋

外部環境変化に関わるここ直近の記事を抜粋してみました。

 1.年代別の特徴を記載していた記事の見出し抜粋
   (2007.11日経新聞)

   1)78−88年 低成長期 新たなうねり、我慢覚えた「単身赴任」
   2)89−98年 バブル謳歌 一転リストラ 教訓生かし再出発
   3)99−07年 崩れる終身雇用・年功制 働き方、一気に多様化

 2.パートタイム、契約社員、派遣社員の増大
   (2007.08日経新聞)


 3.総務省 平成17年度情報流通センサス報告書
   ここ10年はヒトが処理できる情報量は横ばいなのに、世の中に
   流れている情報量は410倍に急増。つまり、9割9分の情報を
   処理できない状態にある。(PRESIDENT2008.8.18号)

 4.2007年国民生活白書
   正社員の67%強は5年前と比べて「仕事上の責任や負担が
   増した」と感じている。

 5.2007年労働経済白書
   企業部門で先行している回復を、雇用の拡大、賃金の上昇、労働
   時間の短縮へとバランスよく配分する。

 6.労働人口2030年に1,000万人減予想
   (2007.11日経新聞)


 7・成果主義の撤回 ギスギス職場明るく(2008.05日経新聞)

 8.内需型企業 海外シフト(2008.04日経新聞)

 9.原材料高騰(2008.06 日経新聞・ゼミナール)

 10.小売業の63%PB商品拡大(2008.06日経新聞)

 11.企業の海外収益5.5兆円、「新興国で稼ぐ」鮮明
   昨年度利回り9%、米英に迫る(2008.07日経新聞)


 12.上場企業15%減益、原料高・米景気・円高が重し
   価格転嫁遅れる(2008.08日経新聞)



などなど...

2.環境変化の特徴は?

最近の特徴をキーワードにしてみるとこんな感じ。


 1.成長鈍化による終身雇用・年功序列の崩壊
 2.少子高齢化
 3.グローバル化の進展
 4.原材料の高騰
 5.多様化・不確実性の進展
 6.プロダクトアウト型からマーケットイン型へ
 7.労働生産性の向上
 8.ワークライフバランスの進展



ある企業では、継続的な原価低減を狙いに海外シフトを加速
させている企業もあれば、高付加価値化による国内回帰をして
いる企業もあります。

また、人事戦略でいえば非正社員化を推進している企業がある
かと思えば、社員化による人材強化を推進している企業もありま
す。

打つべく方向性は、以前はどの企業も同様な答えだったのが、
その企業と企業の置かれた外部環境により打つべく方向性が
異なり、答えは一つではないようです。