1.社会人基礎学力に関する研究会 |
少し古い情報(平成18年2月)となりますが、 経済産業省より、日本の経済活動等を担う 産業人材の確保・育成の観点から、 職場等で求められる能力(「社会人基礎力」)の 明確化を検討した資料が公表されていますので、 紹介します。 社会人基礎力として以下の要素の 育成・評価していくための「社会全体による新たな 枠組みづくり」が早急の課題であると指摘しています。 1)前に踏み出す力(アクション) @主体性(物事に進んで取り組む力) A働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力) B実行力(目的を設定し確実に行動する力) 2)考え抜く力(シンキング) @課題発見力(現状を分析し目的や課題を明らかにする力) A計画力(課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力) B創造力(新しい価値を生み出す力) 3)チームで働く力 @発信力(自分の意見をわかりやすく伝える力) A傾聴力(相手の意見を丁寧に聴く力) B柔軟性(意見の違いや立場の違いを理解する力) C状況把握力(自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力) D規律性(社会のルールや人との約束を守る力) Eストレスコントロール力(ストレスの発生源に対応する力) 経済産業省ホームページ http://www.meti.go.jp/press/20060208001/20060208001.html |
2.国語に関する世論調査結果(文化庁) |
上記に関連した話題が文化庁より 2007年度国語に関する世論調査結果として 発表されていますので、ご紹介します。 (2008年7月24日) 1)日本人全般が抱えている課題(複数回答) @敬語の知識 42.1%でトップ A他人の話を正確に聞く力 36.8% B相手の立場や場面を認識する力 31.6% コミュニケーション能力やいわゆる空気を読む力 に課題があると答えた人が多い。 2)自分自身の課題 @説明したり発表したりする能力 32.5% A考え方をまとめ文章を構成する能力 29.8% プレゼンテーションに自身のない様子がうかがえる。 自分はプレゼンに弱く、他人はコミュニケーション 能力が低いと感じている人が多いよう。 文化庁ホームページ http://www.bunka.go.jp/ |